『既読スルー』が気になる人、気にならない人

今やSNSはコミュニケーション上かかせない程多くの人に浸透したツールになっています。このSNSを使う際によく問題になるのが既読スルーや既読無視。メッセージを送った後相手からすぐに返信が来るか否かで、送った側の感情は大きく2つに分かれるようです。

◆既読スルーが気にならない人(タイプ1)

1つ目は、既読後の返信がなくても全く気にならないタイプです。

このタイプの人は、目的達成型の志向を持っています。LINE=情報伝達手段と捉えていますので、返信メッセージがなくても既読マークが付けば「メッセージを読んでくれたんだな、OK!」と受け止めます。

そしてこのタイプの人がまさに『既読スルーをしやすい人達』なのです。友人からのメッセージを読んだ後は「既読マークが付くし、今忙しいから返信しなくていいや!」と考えてしまうのです。スタンプだけ返信するのもこのタイプが多いでしょう。

情報が伝わったかを重視するこのタイプの人は、既読スルーや既読無視をした意識なんて全くないのです。

◆既読スルーが気になる人(タイプ2)

2つ目は、既読スルーが嫌いで、友人から返信が来るまでずっと気になってしまうタイプです。このタイプは共感志向型。人の気持ちに敏感で常に共感を求める傾向が強い人達です。

既読スルーされると「何か相手の気分を悪くさせちゃったかな?」と自分のメッセージの内容を見直しながら、返信が来るまでずっと心配になってしまうといいます。

『既読スルー』や『既読無視』というワードを作ったのもこのタイプの人でしょう。

友人とは常に共感し合いたいと思っていますから、友人からメッセージを受け取った時も「共感しているよ!」という気持ちを伝えたくてすぐに返信をくれるのです。

どんなに忙しくても、スタンプだけの返信では済まさず「メッセージありがとう♡」という感謝の言葉と共に気持ちのこもったメッセージが返ってくるのは、こんな志向がなせる業なのでしょう。

◆タイプの違う人の見分け方と対処法

では、SNS返信の捉え方が自分と違う人へはどう対応すればよいでしょうか?

まずは友人がタイプ1とタイプ2どちらかを見分ける必要があります。

わかりやすい見分け方は『グループメ―ルに対する返信の仕方』です。

友人数人で組んでいるグループメールに対して、スタンプだけの返信をする人、または何も返信しない人は、タイプ1の「既読スルーが気にならない人」達です。

タイプ2の共感志向の人は、友人にタイプ1の人をみつけたら「彼女からは返信が来なくても気にしなくていいんだな」と自分の中に既読スルーに対する耐性を作っておくと、心がザワつく事もなくなります。

逆に、メッセージに対して一番早く反応し、かわいいスタンプ付きでメッセージを返信してくれるのは、タイプ2の「既読スルーが気になる人」でしょう。この人達は、グループ内の他の友人が返したメッセージに対しても一番早くメッセージを返してくれます。本当に気遣い度100%の人達なのです。

既読スルーしがちなタイプ1の人は、自分のグループメ―ルをチェックしてタイプ2の人が誰かを見つけておく事と良いでしょう。そして、今後彼女から届いたメッセージには素早く返信してあげましょう。スタンプのみで済まさず、一言でもいいのでメッセージを返信してあげると、彼女達は安心できるのです。

◆まとめ

SNSのコミュニケーションでも受け取る側の感覚はこんなに違うものです。思いがけず相手に寂しい思いをさせたり、「なんで既読スルーされたんだろう?」と余計な不安を抱かないで済むように、友人がどちらの志向タイプか意識しておくと良いでしょう。これでSNSのコミュニケーショントラブルも随分減るのではないでしょうか。

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