【リオ五輪特集5】経験と実績を積み上げてきたi-colorイエローのアスリートが花開く時

リオ五輪開会まであと9日!実は現在執筆活動中の私は、ブログ更新もままならない程押せ押せのスケジュールに翻弄されておりますが、今日は私が個人的に是非頑張ってほしいと願う、あるi-colorのアスリートをまとめてご紹介します。その色はi-colorイエローです。

◆i-colorイエローの特徴

i-colorイエローを一言で言うなら『縁の下の力持ち』。他人から見れば充分な実力を備えているのに、自分に対して確固たる自信が持てず自ら前には出る事の少ない、控えめな共感志向タイプ(人志向タイプ)。しかし、長年地道に練習を重ね、徐々に実績を残し経験を積み上げてくると、やっと自分にも自信が持てるようになってきます。そして、信頼する人から背中を押されて出番さえ与えてもらえれば、持ち前の責任感の強さから精一杯頑張ってくれるのが特徴です。また、お世話になった方々や仲間に対する感謝の気持ちを忘れない情に厚い人柄です。落ち着いた大人の雰囲気を持った人が多いです。

既に活躍されている著名なアスリートには、山下泰裕さん(柔道)、有森裕子さん(マラソン)、上村愛子さん(モーグル)、澤穂希さん(サッカー)、寺川綾さん(水泳)、五郎丸歩さん(ラグビー)等がいます。皆さんに共通するのは、結果を残した世界的にも著名なアスリートでありながらも、どこか控えめな印象がある点。しかし心の奥底に秘めた想いは人一倍熱いのです。

◆リオ五輪出場予定のi-colorイエロー選手

そして、今回のリオ五輪出場選手の中でi-colorイエローなのは、

水泳男子の瀬戸大也選手、水泳女子の金藤理絵選手、体操女子の宮川紗江選手です。

1:瀬戸大也選手
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瀬戸大也選手は、小学生の頃から萩野公介選手(i-color オレンジ)と良いライバル意識を持ちつつ切磋琢磨してきた仲です。国内では、個人メドレーで2人が日本記録を競って出し合い優勝を繰り返してきた水泳界のエースの1人です。4年前のロンドン五輪出場をかけた試合では、400m個人メドレー・200m個人メドレー共に決勝で派遣標準記録を突破するものの萩野公介選手に敗れ、オリンピック出場を逃した悔しい経験をしています。そして今回のリオ五輪では2人揃っての代表入り。

そして瀬戸選手はリオ五輪に向けて年始に決断の言葉として『自信』と書いています。控えめなi-colorイエローが自信を持った時がまさに『結果』を出してくれる時だと感じます。

自分1人でも淡々と実力を発揮できる自分志向の萩野選手と共に(笑)、リオ五輪では2人笑顔で表彰台に上る姿を心から願っています!!

2:金藤理絵選手
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そして水泳女子では平泳ぎの金藤理絵選手です。実は前々から「澤穂希選手に似ているな~」とは思っていたのですが、i-colorまで同じイエローとは驚きです。 大学2年の時に北京五輪に出場したものの、ロンドン五輪選考試合では3位に敗れ出場できず。その後引退を考えたものの、彼女を踏み留まらせたのは2015年のカザン世界選手権で6位に終わった事でした。「積極性もないあんな情けない試合を最後にしたくない。応援してくださった皆さんの記憶に残るのがあんなレースになるのだけは嫌だった」と。

そして迎えた今回のリオ五輪では初のキャプテンです。水泳女子は若手の選手陣が注目を集めていますが、若手の選手は五輪独特の空気感に飲み込まれやすいもの。そんな中、ベテランであり、仲間との共感を大切にしているi-colorイエローの金藤選手が後輩選手のメンタルを支えて「皆の力を結集して一緒に頑張ろう!」とモチベーションアップする役割を担う面でも大きく期待しています!

3:宮川紗江選手

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最後は体操女子の宮川紗江選手です。彼女の憧れの体操選手は内村航平選手。2008年北京五輪での内村選手の演技を見て、誰にも負けない質の高い技と美しさに憧れを抱き「自分も世界の舞台で美しい体操を見せたい」と本格的に競技に取り組み始めたと言います。得意種目は跳馬とゆか。ゆかではH難度の技を決めてくれるか楽しみです。

彼女の凄さは、レオタードの上からでも見て取れる男性並みに割れた腹筋。女性は体脂肪が多いため、あのような割れた腹筋を作り上げるには日々人並み外れた努力を積み重ねてきたのでしょう。i-colorイエローはこのような努力を重ねる事で、自らの不安感を払拭しているのかもしれません。「体幹を鍛えればバランスも整い、演技がより美しく決まるから」さすが内村航平選手に憧れた選手らしい考え方です。また、本番でのメンタル強化のために小6の時からメンタルトレーニングを取り入れているというのも、リスク思考のi-colorらしい準備周到さです。控えめながらも、心身共に努力を積み重ねてきた結果をリオ五輪で見せてほしいです!

◆まとめ

控えめな志向で一見アスリート向きには感じないi-colorイエロー。しかし、彼らが誰にも負けない程の練習量とキャリアを積み上げ自らに『自信』を持った時、その実力は花開くのだと感じます。

普段は陽の目を浴びにくい彼らがリオ五輪で大きな花を咲かせられるように、日本からも多くの声援とパワーを送りましょう!!

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