【リオ五輪8 柔道復活】井上康生監督に金メダルを捧げたい!!

(画像元:http://images.huffingtonpost.com/2015-11-25-1448424692-2928394-inoue3-thumb)
リオ五輪柔道が期待以上の素晴らしい成果を見せてくれました!女子は5個のメダルを獲得、男子に至っては全階級でメダルを獲得したのです!!
この復活劇の立役者は、日本代表監督の井上康生さんと言えるでしょう。

Judo Medalist

◆康生JAPANの大改革

以前から注目していました、井上康生監督が4年間命を懸けて作り上げた康生JAPANは、あらゆる角度から手を尽くして来たのです。

まず、康生監督自ら海外に出向き、各国の格闘技や武術の良い面を取り入れようと視察・研究を重ね、海外の選手に対抗できる方法を練習に取り入れたのです。また、映像や分析データを用いて対戦相手の対策を練ったり、個々の選手の分析データを数値で確認する等、試合感覚だけに頼らない質の高い練習に変革していきました。そしてこの全日本で分析した個々の選手データを所属チームのコーチにも開示し、選手が各所属チームに戻ってからも効率よく能力強化できるようにしたのです。

更には『総合力』を培うために、ボディビル専門家やスピードスケート金メダリストの清水宏保さんらに協力を仰いで筋力強化のトレーニング法を伝授してもらったり、その他食事メニューや休養も含め、あらゆる面から見直しを図っていったのです。

◆井上康生監督のi-color

井上康生監督のi-colorは人志向(共感志向)のバイオレット。自分1人が前に出て目立つことを嫌い、人の気持ちを汲み取りながら人と人を繋いだり、全ての人達の良い面を引き出せるようサポートするのが得意な志向です。また情報収集能力が高く、客観的に物事を比較分析して判断するタイプです。心配が先に立つリスク思考でもあるので、その不安を払拭すべく数々のデータを分析したり体力強化を図ったりしていったのでしょう。

◆強い信念と悔しい思いは確実に伝わっていた

康生さんは監督就任後、選手とコーチに自身の強い思いを伝えたと言います。

「私は4年間、みんなと一緒に命懸けで闘っていくと決めた。だから中途半端な気持ちの人間は今すぐここで辞退してほしい」

2000年シドニー五輪で見事金メダルを獲得した康生監督ですが、2004年アテネ五輪では4回戦で敗戦し、気持ちを切り替えられないまま敗者復活戦に挑み銅メダルを逃した悔しい経験をしている方です。メダルを獲るのと獲らないのではどれ程違うかを痛いほど体感しているのです。この監督の思いを受け継いだリオ五輪メンバーだからこそ、こんなに多くの選手が敗者復活戦を勝ち上がり銅メダルを死に物狂いで手に入れたのではないでしょうか
康生監督から見れば、代表選手達が獲得した銅メダルは、実は金メダル以上に嬉しいのかもしれませんね。

◆井上康生監督の涙
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全ての試合が終わった後、康生監督は

「よく選手達は頑張りました。4年前のロンドン五輪では屈辱の涙を流したんですけど、今回は最高の選手と最高のスタッフと最高の舞台で戦えた幸せというものを感じ取れた涙だと思います」

と言って嬉し涙を流していました。i-colorバイオレットを含む人志向(共感志向)は繊細な心の持ち主ですから感情が動くと涙しやすいようです。 人志向(共感志向)の五輪選手といえば、葛西紀明選手(スキー)・高橋大輔さん(フィギュア)・長友佑都選手(サッカー)・金藤理絵選手(競泳)・・と皆さん涙もろい印象がありますね。
そしてこのようなコメントでは必ず『仲間への感謝』を語ってくれるのも人志向らしさが表れています。

◆まとめ

リオ五輪での日本柔道の復活劇は、まさに井上康生監督が4年間かけて作り上げた心・技・体の成果の表れなのでしょう。これだけ数々の新しい改革を取り入れながらも『一本で勝つ日本柔道』を忘れることなく魅せてくれた選手達にも敬意を表したいと思います。4年後の東京五輪での更なる活躍も楽しみです!!

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