(画像元：http://sports.yahoo.co.jp/column/)
選手層の厚い日本のフィギュア界にまた1人、伸びしろたっぷりの選手が現れ注目を浴びています。
紀平梨花選手（14歳）。ジュニアＧＰ大会のフリー演技で、トリプルアクセルを完璧に決めて成功、更に合計８本の３回転ジャンプを成功させ、逆転優勝を決めたのです。女子で世界スケート連盟公認の国際大会でトリプルアクセルを決めたのは、史上７人目の快挙です。
◆勘良く体幹バランスの整った紀平梨花選手
彼女の３回転ジャンプは、軸のブレがほとんど無く、高いジャンプからコマのように美しい高速回転で回り切り、安定した着氷をしています。その姿は羽生結弦選手の回転とひじょうに近しいものを感じます。フィギュアを始める前は体操を習っていたと言いますから、体幹やバランス感覚にも優れているのでしょう。
紀平選手のi-colorは、本質カラーが勘とセンスに優れた人が多い直感タイプのターコイズ、外面カラーは外観の美しさにこだわりを持つオリーブ（共感タイプ）です。 どちらのカラーも希望優先思考のため、試合本番でも失敗のリスクを恐れずに、成功をイメージしながら挑戦できるポジティブ思考です。更に、i-colorターコイズを含む直感タイプは、世界大会など舞台が大きくなる程燃える本番に強いタイプ。まさにこれからの活躍に期待を持てる選手と言えるのではないでしょうか。
◆関西から多くの選手を輩出している濱田美栄コーチ
「フィギュアと言えば名古屋」と言われる位、日本の代表選手は大半が愛知県出身者でした。しかし近年、宮原知子選手・本田真凜選手・木原万莉子選手・白岩優菜選手など、活躍がめざましい注目の若手選手を指導しているのは、濱田美栄コーチです。
濱田コーチのi-colorは、本質カラーが紀平選手と同じターコイズ（直感タイプ）、外面カラーは選手のために全身全霊を注げる、母性の強いピンク（共感タイプ）です。 試合直後のキス＆クライでは、いつも笑顔いっぱいで選手に寄り添う姿は、コーチではなく母親のようでもあり、選手の一番のファンでもあるような無邪気な可愛さを持ったコーチです。
◆可能性と自由を大切にするi-colorターコイズ
直感タイプは人の気持ちを察する能力に長けているため、選手の表情や態度から相手の気持ちや要望を感じ取り、選手一人ひとりに合わせた対応が取れているのでしょう。
今回のリオ五輪でメダルラッシュの輝かしい成績を残した、井上康生監督率いる柔道日本代表チームを見ても、コーチ陣のi-colorは大半が直感タイプでした。
特にターコイズは、ルールで縛られる事を嫌い『自由』を重んじる特徴があります。更に、濱田コーチは本質カラー・外面カラー共に希望優先のポジティブ思考です。「大丈夫、大丈夫！」「いいね～！」と前向きな声かけをしながら指導されていることでしょう。 濱田コーチに指導される選手達は、練習のやり方をこと細かに押しつけられることなく、上手に褒めてもらいながら、過度なストレスを感じずにのびのび練習できているのではないでしょうか。
特に同じi-colorターコイズの紀平梨花選手とは勘の良い者同士。言葉での細かな説明は得意でない直感タイプの濱田コーチの指導も、阿吽の呼吸で理解し的確に対応していることでしょう。 但し、集中力に波があるのも直感タイプの大きな特徴の１つです。実際、フィギュアの試合結果を見ても、ノーミスで完璧な演技ができた時もあれば、冒頭からジャンプミスがあるとその後も波に乗れないままミスが連発してしまう傾向もあるようです。『気持ちの切り替え』が今後のキーポイントになってきそうです。
◆まとめ
まだまだ未知数の紀平梨花選手。相性バツグンの濱田美栄コーチの元、師弟が共に持つポジティブ思考を生かして、その才能を国際大会でも存分に発揮し続け、日本を代表する選手に成長していってほしいものです！
