【共感キッズ】が甘えて来なくなったわけ

私の著書「子どものやる気を引きだす親うばう親」では、親と子をそれぞれ3つのタイプに分けて書いています。
親は
★わが子への愛情に溢れている【共感親】
★自立した子どもに育てたい【独立親】
★第一線で活躍するわが子を夢見る【直感親】

子どもは
☆思いやりのある【共感キッズ】
☆わが道を進む【独立キッズ】
☆気分に任せて行動する【直感キッズ】

と称して分類しています。

ちなみに我が家は、【共感タイプ】が2人(夫&次女)、【独立タイプ】が2人(私&長女)の2つのタイプに分かれています。今日は、最近様子が変わってきた【共感キッズ】の次女についてお話しします。

◆価値観の全く違う2人

実は、私がi-colorを学び始めたきっかけは
全く噛み合わない次女との関係性をどうにかしたい!」という思いからでした。

私は2人目の子(次女)が生まれた時は「育児も2回目だし長女と同じ女の子だから、意外と楽に育てられるかも♪」なんて甘く構えていました。

ところが、大人と会話ができるようになってきた年頃から、次女は何だかこむずかしい感情を私に訴えてきたり、会話の一言一言にこだわって機嫌を損ねたり・・という行動を取るようになっていました。
これは長女には全く見られなかった行動です。

効率的にチャッチャと動きたい【独立親】の私は、それらの言動に日々足止めされ、「そこ、いちいちこだわるとこ?」とイライラしては、眉間にしわを寄せる回数も増えていったのです。

そしてi-colorに出会い、個々人が生まれ持った価値観タイプを調べたところ、

私=自分1人でマイペースにわが道を突き進む【独立親】
次女=繊細な感情を持ち、母とのスキンシップで安心感を得たい【共感キッズ】

だったのです。(著書内では「パターン2」の親子関係です)
言われてみれば「なるほど」と妙に腑に落ちる結果でした。

しかし、わが子を客観視できていない頃は、親として
「甘えずに1人で生きていける強さを教え込まなくては!」とか
「人の気持ちに惑わされない芯の強い子にしなくては!」など、【独立親】がこだわるポイントを次女に押しつけ、彼女の持っている伸ばすべき特性までマイナスと捉えて修正しようとしていたのです。

◆受け入れるだけで楽になる♪

本当に不思議なもので「元々備わっている価値観は変えようがないのだ」と頭で理解してしまうと、今までイラっと来ていた行動も
「まぁ、こだわりポイントが違うのだから仕方ないな」
と捉えて、落ち着いて対応できるようになったのです。イラっと来なくなった感覚の変化には自分でも驚きでした。

そして、最も変わったのは、私が次女のスキンシップを受け入れるようになったことです。

次女にとってのスキンシップは、学校で溜まったストレスを和らげる必須の行動なのだとわかってからは、どんなに忙しくても彼女がくっついて来た時にはギュッとハグできるようになりました。効果は目に見えてわかり、私との口論も、彼女が不機嫌になる回数も見事に減っていきました。

◆「あれ?最近ハグしてないね?」

そして次女も中学生になり、新しい友達にも恵まれ、今彼女は人生で最も楽しそうに中学校生活を送っています。夏休みに「あ~、早く学校に行ってみんなに会いたい!!」と叫んだのには驚きでした。

そして先日ふと気づいたのです。

私「あれ?中学に入ってから、全然ママにくっついて来ないね?」

次女「あっ!ホントだ!全然気づかなかった!!」

私「たまにはギューする?」

次女「う~ん・・・。いいや。今は必要ないや」

まさかの返答でした。スキンシップ大好きな【共感キッズ】の次女がハグを断るなんて!!

甘えたがりの【共感キッズ】も、人間関係がうまく行き、何らストレスを抱えていなければ、大好きなスキンシップもいらないのです。これは新たな発見でした。

サバサバタイプの【独立親】の私も、さすがにハグを断られた瞬間は一抹の淋しさを感じました。
でもすぐに「こんなに充実した中学校生活を送れているなんてすごい!」という驚きと、次女の親友や中学校に感謝する思いが溢れました。

今後、学校生活でストレスを感じた時には、またくっついてくるのでしょうが(笑)、ひとまず安泰の時期に入ったようです。

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