予想通り、今年のドラフト会議で一番人気だった創価大学の田中正義投手。巨人・広島・日本ハム・ソフトバンク・ロッテの5球団が第一希望選手として指名し、ソフトバンク工藤監督がクジを引き当て交渉権を獲得しました。
◆大谷級の大型投手
昨年6月に開催された大学日本代表壮行試合で、NPB選抜チーム(プロ選手チーム)から7者連続三振を奪って、3回から6回までを完璧に抑えて注目を集めた投手です。
現在の球速は最速156㎞/h。身長186㎝からの角度のついたストレートは、実際の速さ以上に感じるとか。現在プロ野球で最速記録を更新中の大谷翔平投手タイプとの呼び声高い選手です。
また、腕の長さは、身長193㎝の大谷投手とほぼ同じ86㎝という驚きの長さです。「長い腕を活かして球にどれだけ遠心力をかけられるか」を意識してピッチングしていると言います。
◆何事も自分の成長に繋げていく【大人な独立タイプ】
田中正義投手のi-colorを見てみると、本質カラーはグリーン。我が道を進んで行く【独立タイプ】の中でも、全体の動きを意識しながら冷静に判断できる【大人なリスク管理派】です。
創価高校時代は肩の故障により、投手ではなく外野手だった経験の持ち主。このような困難にぶつかった時にこそ、【独立タイプ】の効率的な目標達成志向が生きてくるのです。
「高校で出遅れた分、大学4年間という短い期間のすべてを『投手としての成長』に繋げようと思っていた。より正しい努力、正しい管理をして、10行ったものを10自分のものにしたいと考えていた」
と言います。
スポーツ栄養学を独自に学び、食事管理・腸内環境の維持・サプリでの栄養補給・ジムでの体幹強化など、あらゆる時間を自分の成長のために使っていたのです。
しかし、今年4月に右肩を故障し、リーグ戦で投げられない時期が続きました。ここでも心折れる事なく「キャプテンとして何とかチームの力になって日本一を獲ろう」という強い想いを持ち、立ち止まらずに懸命のリハビリを続け、秋のリーグ戦から復帰。球速も150㎞/h台に復活し、すでに3勝をあげています。
「今回のケガの経験も、絶対自分の人生の中で活きてくると思っている。精神的にはすごく成長できたし勉強にもなった」
と、どんなにマイナスな場面にぶつかっても、ただでは起き上がらずに、何かを得て成長していく【独立タイプ】らしい『ポジティブな底力』を持った選手なのです。
◆【大人タイプ】のプロ野球投手
田中正義投手は、本質カラーがグリーン、外面カラーがイエローです。どちらのカラーも、落ち着いてリスク管理しながら進んで行ける精神年齢の高い【大人タイプ】とも言えます。
プロ野球選手で、本質カラー・外面カラー共に【大人タイプ】の投手は、
江川卓・野茂英雄・斉藤隆・上原浩治・田中将大(敬称略)
と、入団当初から活躍していた錚々たる大投手ばかりです。冷静で強い精神力は、投手にとって特に重要な要素なのでしょう。
更に、昨年ドラフト1位で阪神に入団した高山俊外野手のi-colorは、本質グリーン&外面イエローで、田中正義投手と全く同じ組み合わせのカラーでした。
今年の成績は、新人1年目にして134試合に出場し、8本塁打を記録する立派な結果を残しています。
高山くんと言えば、昨年のドラフト会議で、ヤクルト真中監督と阪神金本監督の「クジ引き勘違い騒動」に巻き込まれた選手です。
獲得球団がどちらなのかドラフト会場がバタつく中、全く慌てる表情を見せずに冷静なコメントを発していた当時大学4年の高山くんを見て「どっちが大人だかわからないな」と感じたことを思い出しました(笑)。
そして、今年のドラフトで田中投手を引き当てたソフトバンクの工藤監督はi-colorオレンジ。田中投手のi-colorグリーンと近しい【大人な独立タイプ】です。師弟関係としてもバッチリの相性のようです。
田中正義投手が1年目から強豪ソフトバンクの先発メンバー入りし、大活躍する姿を心から期待しています。でも、故障にだけはくれぐれも気をつけて!
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