昨日は中目黒ビオキッチンスタジオという託児スペース付きのカフェにて、ママ向けセミナーを開催してまいりました。
このお店は毎週水曜日に「子連れでできるコワーキングスペース」として活用されているカフェです。お店の中はとってもアットホームな雰囲気。ランチも原材料にこだわった薬膳メニュー等あり、子連れママには人気のスポットです。託児スペースもあり専門スタッフがいるので安心して仕事に集中できそうですね!興味のある方は是非1度ランチに訪れてみてください♪
中目黒ビオキッチンスタジオの詳細はこちら→ http://nakamerental.jp/
さて、今回のセミナーにお集まりいただいたのは10名の女性達。i-colorを見ると、親子それぞれに志向タイプが違う組み合わせの方が多かったこともあり、皆さんとっても真剣なまなざしで聞いてくださいました。
できるだけ個別のご質問にお答えしたく質問タイムを多めに取りましたので、様々な質問が出ました。その中で私自身があらためて気づけた事がありましたので、今日はそれについて。
◆理解してくれない大人
1人の参加者さんから
「家族の中で主人の志向タイプだけ違うのは以前から感じていましたが、それを本人に説明しても受け入れてくれないと思うんです。どうしたらよいですか?」
という質問が上がりました。確かに長年自分なりのこだわりを持って生きてきた大人が「あなたの考え方は他の家族とは違うの」とか「もっと私達の考え方に歩み寄って理解して!」と急に言われても、それをすぐに受け入れて対応を変える人は少ないでしょう。
そんな場合は、お子さんに話してほしいのです。家族一人ひとりの考えが違うこと、そして親の本当の想いを言葉にして伝えてあげてほしいのです。
人は年を重ねれば重ねる程、自分の考えに固執して頑固になる傾向があります。逆に若者は、新しい考えを受け入れやすい頭の柔らかい人達です。実は子ども達に説明した方がずっと素直に理解してくれるのです。
◆親子がぶつかる理由
親が思い通りに動かないわが子にイライラするのと同じように、子ども達も親に対して
「なんで私が傷つくような言い方ばかりするの?」
「どうして無理に自分のやり方を押しつけてくるの?」
「何から何まで干渉してくるのはもうやめて!」
と不満に思っていることは多々あるでしょう。
これらの気持ちのすれ違いは、親子共にうわべの会話(言葉)だけで相手を判断してしまい、お互いの本心が伝わっていないために起こる問題だと思うのです。
◆子どもとのコミュニケーションポイント
こんな時は
★親の発言の『真意』を言葉にして伝える
★それに対して子どもはどんな考えを持っているのか、子どもの想いも聞く
★親の厳しい態度は、わが子が嫌いでも意地悪でしているのでもなく、愛情あってこその態度だと伝える
ことが重要だと感じます。
例えば
「お母さんはこれが一番大切だと考えているからこう言うのよ。あなたはどう思うの?」とか
「お父さんが厳しい事を言うのは、自分も辛さに耐えて努力し続けてきたからなの。あなたにも同じように努力して大きく成長してほしいと考えて言っているのよ」
といった感じです。そうすると子どもは
「私と親は考え方が違うの!」という類の返答をするでしょう。そこで
「たとえ考え方が根本的に違っても、相手の価値観やこだわりを頭で理解しておけば、ぶつからずに話を聞けるものよ」と教えてあげてほしいのです。そして
「自分と違う考えから学び取れることは多いもの。反発するだけでなく「自分と違う面白い考えだな」と思って聞く耳を持ってみて。きっといつか役に立つから」と、メリットを伝えてもよいでしょう。
◆子どもは『小さな大人』
特にお子さんの中でも、リスク対策型の考えを持ったカラー(グリーン・オレンジ・イエロー・バイオレット・ブルー・ロイヤルブルー)のお子さんは、精神年齢が高く冷静に頭で理解して動けるタイプですので、10歳位になっていればこのような話も何となくでも理解しようとしてくれるでしょう。
親子によっては、親より大人な考えを持ったお子さんも時々見受けられます(笑)。
更に「お父さんは父としてのプライドもあるの。あなたの事が好き過ぎて心配だから言うだけで悪気はないの。あなたの方が大人になって、お父さんの気持ちを理解してくれたら嬉しいな」
と伝えてみてください。
子どもは誰もが「親に喜んでほしい、親に笑顔でいてほしい」と望んでいるものです。そこで、お子さんを一人前の人間と認めて、お母さんが大人と話すように頼って対等に話をすれば、子どもは真剣に聞いてくれるでしょう。親が自分を認めて頼ってくれるのは子どもにとってもひじょうに嬉しいことなのです!
時にはわが子を子ども扱いせず、大人と対等に話し合ってみてください。
以前、子ども番組に長年出演されていたのっぽさんがステキなお話をされていました。
『子どもは「小さい人」ですよ』と。
「小さい時を忘れて大人ぶって上から言っていませんか?そんな時は命令でなく相談してごらんなさい。小さい人はとんでもなく賢いんですよ」とも。
私も英語教室の子ども達を見ていて心からそう思います。子ども達はいつも嬉しそうにお父さんやお母さんの話をしてくれますし、いつも親を喜ばそうと考えた行動をしています。
子どもを子どもと軽んじずに頼ること。これは子育てでオススメのアクションですよ♪