青学大の箱根駅伝3連覇を機に、原晋監督の指導法に関する記事やインタビューが数え切れないほど特集されていますね。書店の店頭にも数多くの著作本が並んでいました。その中でも「選手の目標設定のしかたと目標管理方法」が特に注目されています。
心理学的観点から見ても、目標を具体的に設定すると、自然とそれに近づく行動を取るようになるため、目標設定しない時より数倍実現しやすいとも言われています。それならば「一年の計」を考えるこの時期に、是非とも目標設定したいところですね!
しかし、年始に気合いを入れて立てた目標も、数ヶ月経つと「あれ?今年はどんな目標を立てたんだっけ?」と忘れてしまうケースもよくあるでしょう。
そこで、今回はi-colorの3つの志向タイプ別に『目標の立て方と管理法のポイント』をご案内します。(i-colorがわからない方は、次のURLページのi-color診断欄からお調べください → http://happycareer.jp/ )
ご自身だけでなく、家族の目標設定にも活用してみてくださいね。
◆共感タイプ(発案グループ)の目標管理ポイント
i-colorでは、ピンク・オリーブ・イエロー・バイオレットがこのタイプ。
青学大の原晋監督や、なでしこ元監督の佐々木則夫さんもこのタイプです。
人の気持ちを汲み取る力に長け、仲間と共感して幸せを感じやすいため、目標設定する際も仲間の存在がポイントになります。
・年始に友達同士で今年の目標を宣言し合い「一緒に頑張ろう!」と約束する
・食事会などで定期的に会い、お互いの進捗を報告する
・うまく進んでいる点は褒め合い励まし合う
・できていない部分は悲観せず、微調整をして進めて行く
のがオススメです。
人と比較しない・必要以上に凹まないのもポイントでしょう。
行き詰まった時には一人で考え込まず、仲間や信頼する人にアドバイスを求めたり、仲間からの励ましをもらいながら、自分のモチベーションを上手にコントロールして、楽しく進めていきましょう♡
◆独立タイプ(表現グループ)の目標管理ポイント
i-colorでは、ゴールド・コーラル・グリーン・オレンジがこのタイプ。
独立タイプは目標を達成したい意欲が強いため、年始の目標決めが重要です。
目標が定まっていないと、ついダラダラした時間を過ごしやすいので、目標を明確に立てましょう!
ポイントは
・目標を紙に書き目につくところに貼る
・ダイヤリーの1ページ目にも書いて日々意識する
・毎月・毎週の課題まで落とし込み、出来ているか○△×などでチェックする
と良いでしょう。
他のタイプの人から見ると「日々のチェックなんて面倒!」と思えるでしょうが、独立タイプはゲーム感覚で1つずつ課題をクリアしていくのを楽しめるのです。
日々の努力の積み重ねが視覚的に見えた方がモチベーションが上がりやすいので、クリアできる度にダイヤリーにシールを積み上げて貼り、達成ラインを目指していくのも一策です。
また「今月ここまで達成できたら、ご褒美に大好きな〇〇を食べに行く」等、自分へのこまめなご褒美も設定しておくとやる気が一層アップするでしょう。
◆直感タイプ(展開グループ)の目標管理ポイント
i-colorでは、ターコイズ・レッド・ブルー・ロイヤルブルーの直感タイプは、「今年の目標を決めよう!」と言われても、あまり気乗りしないと思われます。
なぜなら、直感タイプは空を飛ぶ鳥のような広い視野で物事を見つめ考えているからです。彼らは10年、20年先を見据えながら、大きな世界で活躍したい思いを秘めているタイプ。
また、常に思考回路がオンになっているため、自分の考えも日々ブラッシュアップされていくのです。以前、直感タイプのスポーツキッズが
「目標を具体的に書き出すと、そこまでしか成長できない気がしてイヤだ」
と発言しているのを聞き、「なるほどそう考えるのか」と驚いた思い出があります。100を目指すなら、200、300をやる位のつもりで行動すれば100いくだろうと考えるのでしょう。
こんな直感タイプさんが目標を決めるなら
・大きな夢や指針だけを掲げて、自分の目につくところに書いておく
・「大きな夢に近づくために今やるべき事を実行できているか?」を日々意識する
のが良いでしょう。
目につくところに書いておくだけでも、視覚から入る情報が脳に作用し、何も設定しない時より自分の大きな夢に近づく行動が自然と取れていくものです。
日々の意識チェックが苦手な人は、進捗チェックが得意な独立タイプの友人に客観的視点でアドバイスをもらうのも一策でしょう。
◆基本は『自分のモチベーションを上向きに保つ』
タイプに関係なく、共通して言えるのは
★目標は立てないよりも、立てて書き出し、人に宣言した方が実現しやすい
★成功しやすい目標も一部含めると、その成功体験から「目標達成は楽しい」と体感できる
★「できない」「無理かも」等のマイナスワードを発すると実現しにくい
と感じます。
そして、年始に立てた目標に無理に固執するのではなく、ある程度の調整は加えながら、自分のモチベーションが上がりやすい方法で進めていくのがオススメです。
自分が大きく成長している姿を想像してワクワクしながら、2017年の目標を考えてみてはいかがでしょうか。