子どもの価値観に合わせた働きかけで、自信とやる気を上げるお手伝いをしていますJr.アスリート分析アドバイザーの河野真杞です。
◆最後のお弁当
早いもので、長女は3月で高校を卒業し、春から大学生になります。高校での通常授業も残すところあとわずか。そして先日
「明日がお弁当最後の日だよ~」
と娘に唐突に言われ驚きました。「高校最後のお弁当作りの日」が思っていた以上に早くやってきたのです。
冷蔵庫に大した材料も揃っていない日でかなり焦りましたが、何か記憶に残るお弁当にしたいなぁと思い、そんなに材料を使わずに可愛くできるお弁当を考えて作った苦肉の策がこれです ↓
ツムツムというシンプルなデザインがあったことに感謝です(笑)。ブロッコリーがなく、彩りに枝豆を使い過ぎた感はありますが(^^;)どうにか形になりました!そして小さなメモにメッセージを添えて、娘には何も言わずにいつも通りにお弁当を持たせました。
私からのメッセージは一言
「ラスト弁当 がんばってみた!! ママより」
よく「〇年間ママのお弁当を食べてくれてありがとう」と言う優しいメッセージを送るお母さんもいるようですが、私は「本人より早起きして作っているんだから、お弁当は完食して当たり前!」位に思っていたので、そんな優しい言葉は思いつきませんでした(笑)
単純に、ラストの記念に頑張って作ったお弁当(作品)を見て喜んでね!という思いの方が強かったのです。
◆愛情表現方法の違い
i-colorタイプで言うと、私と長女は同じサバサバな独立タイプ。家族に対しての愛情を言葉で表現するのは、恥ずかしさが先に立ってしまいかなり苦手です。
それに対して、次女は共感タイプです。彼女は幼少の頃、私に
「ママ まいにち ごはんを作ってくれてありがとう」
「いつまでもげんきでながいきしてね!」
「せかいいちだーいすき♡♡♡」
といった類のメモを暇さえあれば書いて、日々私に渡してくれていました。その姿を見ていた長女は
「恥っずかしい!思っていてもこんな言葉、軽々しく言えないよ」
と言ってその行動を不思議がっていました。確かに長女からの感謝の手紙は母の日にしかもらったことがありませんでした。
また、次女が小さい頃こんな絵を描いてくれた事もありました。
この絵を、もし次女と同じ価値観を持った共感タイプのお母さんが受け取ったなら
「ママのことこんなに好きなのねー!!ありがとう!!ママも大好きよー♡」
と言ってわが子をギューッと抱きしめるのでしょう。 しかし、私はこれを見た瞬間
「え?、、眼の中まで「まますき♡」って、、ちょっと重い、、」
と思ってしまいました(^^;)
たとえ親子であっても、愛情表現の仕方はタイプによって大きく違うのです。
◆返信メッセージ
話をラストのお弁当の日に戻します。ラスト弁当の日、長女が帰宅すると
「お弁当ありがとう!」と言いながらメッセージカードをさらっと手渡してくれました。私がお弁当に入れたカードの裏にお礼のメッセージを書いてくれたのです。それがこれです。
サバサバ女子が珍しく気持ちをメッセージに残してくれたのは、何とも重みがあり心が熱くなるものでした。このように、独立タイプがたまに素直な気持ちを言葉にする姿は、何だかツンデレ対応に似ているのかも?と感じつつも、たまにはいいものだなと素直に嬉しくなりました。
◆家族で気持ちを伝え合う大切さ
夫婦や親子のように近い存在であるほど、相手のことを心では大切に思っていても、言葉や態度に表さないまま過ごしている人が多いように感じます。特に親子の場合、親がいつも子どもに注意ばかりして、愛情表現を言葉で伝え忘れていると、子どもは
「お父さんもお母さんも、私のことなんて必要としていないし、愛情なんて持っていない」
と勘違いしやすいのです。相手を思いやる言葉や愛情を示す言葉は、せめて月に1回くらいはかけてしっかり伝えておくのが、気持ちのすれ違いを防ぐ秘訣ではないでしょうか。
私も家族に対してもっと頻繁に素直に言葉で伝えなければ!と改めて思った1日でした。
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