たかが統計データ?されど統計データ!

こんにちは。子ども達が自信を持って夢に向かって進めるよう、個々の強みの伸ばし方をお伝えしていますJr.アスリート分析アドバイザーの河野真杞です。

最近、セミナーにご参加いただいた方からのご紹介で、新たなセミナー開催に繋がるケースが続いています。このようなご縁は本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいになります♡ 先週も、子育て中のママ向けセミナーが続きました。
その中で「自分の志向タイプがどうにもピンと来ない」という女性(Mさん)がいらっしゃいましたので、今日はそのお話をご報告します。

◆自分のタイプがピンと来ない要因

自分の生まれ持ったi-color(本質カラー)が違うと感じるケースは稀にあります。

その要因は2つ考えられます。

①  生まれた時間が夜中で、生年月日統計データが1日ずれている
または
②  親からの厳しい指導や教えに従って育ってきたため、自分の素質に気づかず『親の望む姿の自分』を自分そのものと感じて生きてきた

のいずれかである事が多いのです。

②  の理由が実在するほど、親の対応が子どもに与える影響は計り知れない程大きいのです。

アドラー心理学の創始者アルフレッド・アドラー氏も「子ども」について下記のように語っています。

“子どもにとって家族が世界の全てなのだ。親に愛されなければ死ぬしかない。だから、子ども達は全力で親に愛されようとする。その時取った命がけの戦略が、そのまま性格形成に繋がっていく”

親はわが子に自分の要望を押しつけたり威圧的な態度を取っていないか、日々自問自答していく必要があるようです。

 

さて、今回自分の本質カラーがピンと来なかったママさんにも①と②について両方伺ってみました。すると

①  → 生まれた時間は知らない

②  → 親の対応は苦手だったのであまり受け入れず、自分の意志を通して生きてきた

というお返事でした。

そして、セミナー後の質問タイムで参加者の皆さんと意見交換をする中で、彼女の本当の志向タイプが明らかになった話題がありました。

◆1人行動が好きか苦手か
Dish&Knife&Fork1

彼女は生年月日で調べた結果は共感タイプ(発案グループ)でした。大切な仲間や家族と一緒に行動し、感動を共感するのが好きな志向タイプです。しかしMさんは

「私、1人で行動するの、結構好きなんですよね」

と答えて下さいました。そんな中、独立タイプ(表現グループ)の参加者さんが

「私、1人ラーメンも1人牛丼も1人映画もOKです!」

と言われました。【独立タイプ】さんは、1人で考える時間が必要なタイプですから、この方のご意見は納得でした。

ところがMさんがその言葉にすぐに反応し

「私も1人で外食するのは全く抵抗ないですよ!」

と答えられたのです。この時、私の中で「Mさんは共感タイプではないな」と確信しました。

更に、1人外食の話を聞いた時の、他の共感タイプさん達の表情を見てもわかりました。

他の共感タイプさん達は驚いて目を丸くしていたからです。皆さん揃って首を横に振りまくりながら

「1人でお店で食事なんて無理~!寂しすぎる!」

「それなら家まで我慢して、帰宅してから何か作って食べます」

との返答でした。これが共感タイプさんらしい発言なのです。

そこで、Mさんには

「一度、生まれた時間を親御さんに確認してみてください」

とお伝えしました。

◆生まれた時間を確認したら・・

セミナーの日の夜、1通のメールが届きました。Mさんからです。

「まこさん、驚きました!私が生まれた日の話を母に電話で聞いたところ、私は真夜中に生まれたそうなんです!」

というメッセージでした。

そこで改めて生年月日を1日遅くして調べてみたところ、Mさんは本質カラーも外面カラーも独立タイプだったのです。独立タイプ共感タイプは価値観が真逆な位大きく違いますから、セミナーで共感タイプの特徴を説明した時、Mさんが納得行かなかったのはある意味当然だったのです。
そして、今回初対面だった私に「違う気がする!」とストレートに本音を伝えて下さったMさんの行動力と、良い意味での実直さは、まさに独立タイプらしい行動だったとも言えます。

◆まとめ

3000万件以上の統計データに基づいて分析された i-color(統計心理分析ツール)。「たかが統計でしょ?」と思う方もいるでしょう。
しかし、今回のMさんとのやりとりを通して、私は「されど統計データ。無視してはもったいない程の精度と信憑性の高い分析データだ」と改めて感じることができました。

そして、今回はベビーちゃんが終始ニコニコして場を和ませてくれた、ほんわかな雰囲気でのセミナーでした♡
セミナーにご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
2017.1.27.写真2

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