ワクワク思考型とリスク思考型がお互いを生かし合うには

大きな地震も受け止め方は違う     
昨晩の地震は日本列島全体を揺るがし揺れも長くて怖かったですね。思わずサッシを開けて逃げ場を確保したMAKOです。サッシを開けて身構えている私を見て「大丈夫じゃない?」とのんびりしている次女。一緒に同じ経験をしていてもその受け止め方は人によって全く違いますね。

今日はi-colorの違いではなく、ワクワクするのが得意な希望思考型と、現実的に考えがちなリスク思考型について、言動がどんな風に違うのかいくつかの事例をもとに振り返り、お互いの生かし方について考えてみました。

未来の夢を話している時

子どもと話をしていると「将来何になりたいか?」という話題になる事がよくあります。

長女は、今自分が得意な事を生かせるものや自分でも出来そうな現実的な職業を2~3個上げてきます。彼女は私と同じリスク思考型

それに対して次女のなりたい職業は20個以上!!画家・デザイナー・シェフ・設計士・大工さんなどなど。そして「無理かもしれないけど本当は魔法使いにもなりたい」とまで(^_^;)。その発想力には恐れ入ります。彼女はもちろん希望思考型
大人でも、妄想話をしているとイメージがどんどん膨らみワクワクが止まらなくなるのはこのタイプです。

現実的に考えてしまうリスク思考型には、「そんなの無理じゃない?」という思いが先に立ってしまうため、現実離れした妄想はかなり努力しないと出来ないのです。希望思考型の人達が妄想している時の様子は楽しそうで羨ましい限りです。

環境を大きく変える時

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この違いはフィギュアスケート選手にも明確に出ていました。

高橋大輔選手と浅田真央選手は希望思考型ソチオリンピック出場後、今後の方向性をすぐには明言せずアイスショーに出場したりボランティア活動をしたりする中で今後の道を考えて決めています。

それに対して町田樹選手リスク思考型。スケート選手生命はそう長くない事を考え、選手生活を続けながらも大学進学のために勉強を重ね、早稲田大学大学院の合格を手にしてからフィギュアスケート引退を決めて発表していました

希望思考型の人達はまず現状をスパッと中断し「今後の道は色々試しながら探して行こう」という人が多いようです。

リスク思考型人達はそのような進め方は出来ません。なぜなら次に進む道筋を予測し準備できていない事に大きなリスクを感じてしまうからです。

誰かに先手を取られた時

仕事で新サービスを練り上げている最中に、他社に近しいサービスを先んじてリリースされてしまう話って聞いた事がありますよね。最近私の友人で同じような事がありました。
彼女は自分なりのメソッドで作り上げた講座を始めようと現在テスト的にモニター開催しているところでした。そのタイミングで、近しい内容が雑誌で特集された上、それが話題になっているとTVでも取り上げられたのです。そのTVを見たリスク思考型の私は「うわ~先手を取られちゃったなぁ。これに便乗して他社も近いサービスを売り出すかも」と考え、友人にメール連絡し「ここの差別化をアピールした方がいいかもね!」なんてアドバイスまでしてしまいました。

ところが彼女からは「MAKOさんはそう捉えたのですね。私は雑誌やTVに取り上げられたという事は、私がやっている事はちゃんと理に適っているんだって確信できて嬉しく感じてました♪」と返信メールが来たのです。「そうだった、彼女は希望思考型の人だった。」と改めて気づかされた出来事でした。

まとめ

楽しそうな未来が予測できれば踏み出せる希望思考型予測できる問題を全て解決し綿密に予定を立ててからでないと進み出せないリスク思考型。この全く違う思考型の人達が共に生活したりチームを組んで仕事をしているのですから、なかなか理解できない事があっても当然ですね。

まずはこの位大きな違いがあると認識しておくだけでも、違うタイプの相手の考えを受け入れられるものです。また、

希望思考型の人には楽しい未来をたくさん想像させてやる気を上げさせる

リスク思考型の人には今気になる問題点を聞き出し1つずつ解決してあげる

と、違うタイプの人とも一緒に行動しやすいでしょう。

そして仕事でもスポーツでも、チームにはこの2タイプの思考がどちらも必要なもの。お互いの良さを上手く生かし合っていきたいですね。

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