WBC2017メンバーの志向タイプを分布図にしてみた

いよいよ今日から始まりましたワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)!!

野球の世界一決定戦です。過去に2度優勝している日本ですが、今回は現役大リーガーの出場がない上に、投打に活躍予定だった大谷翔平選手がケガによる欠場のため、日本のベストメンバーとは言い切れない選手構成になっています。

海外で活躍している田中将大選手、前田健太選手、上原浩治選手、ダルビッシュ選手、そして前大会でチームをまとめてくれたイチロー選手など、侍ジャパンメンバーとして出場してほしかった選手は多数いますが、開催時期の問題もあるため致し方ありません。

また、今回は合同練習期間も短く、チームワーク作りは試合をしながら築き上げていくしかない状況のようです。

◆3グループの特徴

まずは、今回の侍ジャパン登録選手と監督のi-colorを「3つの志向分類(共感G・独立G・直感G)」「希望派・リスク派」の2分類を掛け合わせて、6つのグループに分類してみました。

今回のような新規チームで表れやすい3グループの志向や行動の特徴は

①  共感グループ

・仲間とのマインドの団結力を望む(まず気持ちで1つになりたいと考える)

・自分が目立たなくても勝利のための一員として献身的に動く

②  独立グループ

・周りの環境は関係なく、自分の果たすべき目標に立ち向かう

・急な変化やアクシデントにもさほど動揺しない

③  直感グループ

・大きな大会や重要な場面の方が「自分の出番!」とスイッチが入りやすい

・調子の良い時と悪い時の落差がある

などの傾向性があります。

◆希望派とリスク派の特徴

更に「希望思考派」と「リスク思考派」の特徴は

★希望思考派 → 「大丈夫、どうにかなる」と考えられるポジティブ思考

★リスク思考派 → ピンチになると「もし打たれたら」とマイナス予想が先に立ちやすい思考

に分類されます。

これらの特徴をふまえて下記の分布図を見てみましょう!

(赤文字は今日のキューバ戦の先発メンバー・青文字は投手(P)・下線はWBC経験者 です)

WBC2017分布図

今回のメンバーは「希望思考派」が多いですから、メンタル面で相手チームに押される場面は少なそうです。特に、松田選手のようなWBC経験者であり盛り上げ役がイケイケムードを作り、選手陣を引っ張ってほしいところです!!

◆2017WBCメンバー3グループの傾向性

まず人数が多いのは

投手陣が『共感グループ&希望思考派(左上)』、野手陣は『独立グループ&希望思考派(中央上)』です。

まず、『共感グループの投手陣』ですが、メンタル面でみるとひじょうに繊細なタイプですので、先発投手や勝ち越している場面での中継ぎ投手に適しています。

ピンチの場面でのリリーフは、独立Gや直感Gの投手陣に任せたいところです(人数は少なめですが・・)。

今日のキューバ戦の先発メンバー(赤文字を見てみると、小林選手以外は独立グループと直感グループで構成されています。

i-color的に見ても「安定感バツグンの選手陣」と言えます。大舞台が得意な直感グループの松田選手・菊池選手・筒香選手は、3人共に見事な活躍ぶりでしたね!

◆全員が主役のチーム作りが成功のカギ

前大会のイチロー選手のように、誰もが認めるスター的存在がいないのが今大会の特徴です。

しかし、ポジティブ思考の選手が多い点や、主要バッターが場の雰囲気に飲まれず実力を出せる選手や大舞台に強い選手が多い点などを考えると

「全員が主役」という意識統一

を徹底して『繋ぐ野球』ができれば、リーダーが引っ張るチーム以上に勝てるチームになれる!と感じます。

明日の第2戦は東京ドームに観戦に行ってきます!!今からワクワクです♪

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