羽生選手のアクシデントは今後の対応マニュアルに生かすべき

こんにちは。スポーツ観戦とスポーツで輝いている子ども達が大好きなスポーツキッズコミュニケーターのMAKOです。

フィギュアスケートで大アクシデント!!

昨夜フィギュアスケートグランプリシリーズ中国大会で誰も予想しなかったアクシデントが起きてしまいました。
男子フリー試合直前の6分間練習中、羽生結弦選手と中国のエンカン選手がかなりのスピードで衝突。羽生選手は頭、顎、口から流血ししばらく立ち上がれない状態。脳震盪も起こしていたと思われる中『本人の判断により』フリー演技に出場。何度も転倒しつつも4回転に2回チャレンジし意地の演技で4分半を終了。4回転も認定され総合得点273.55点で銀メダルを獲得しました。

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点数が発表され暫定1位の結果が出た瞬間、思わず声を上げて号泣していました。

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このシーンを見て多くの視聴者は心を動かされもらい泣きした人も多かったでしょう。私も「よく心折れずに頑張ったね~!」と母親のような気持ちで見入ってしまいました(´▽`)

しかし・・です。この判断は果たして正しかったのでしょうか?

選手の意思が尊重された出場判断

若干19才の選手が衝突アクシデント直後「試合に出るか出ないか」を自分で判断したのです。そして中国のエンカン選手はアクシデント直後は棄権を選択したものの、羽生選手が出場する事を知り自分も試合に出場すると変更してきました。
若い2人は自分の身体を心配するより「目の前の試合に出たい!」という強い気持ちを優先してその決断をしたのでしょう。

これが他のスポーツだったらどんな対応をしたでしょうか?まず病院に運び運動して問題ないかどうか精密検査を受けてから試合出場を判断するというのが通常取られる妥当な対応でしょう。スケート連盟では衝突事故後の対応ルールは無かったのでしょうか?

羽生選手は今シーズンのフリー演技に4回転を3回も入れたプログラムで日々練習に励み腰痛に苦しんでいるとも言われています。今回のアクシデントで腰を更に痛めた可能性も無いとは言い切れません。エンカン選手も同様です。

選手を大切にした体制作りを!!

今回は大事には至らなかったものの、このまま感動シーンとして終わらせてしまうのは何か腑に落ちない気持ちです。
スケート連盟では今回の事故を重く受け止め、今後同じような事故が起きた際の最善の対応ルールを確立してほしいものです。
選手の身体は1つしかありません。選手が1日でも長く選手生活を遂行できる体制を整えてくれる事を心より願っています。

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