こんにちは。スポーツキッズのやる気アップを応援していますスポーツキッズコミュニケーターのMAKOです(^u^)
秋は運動会シーズン。親御さん達もお子さんが徒競争で転ばないか、練習通り出来るかハラハラですね。とはいえ競技スポーツは勝つ子もいれば負ける子もいるもの。運動会の会場では泣いている子どもの姿もよく見られます。
同じ競技で負けて泣いていても、その涙の理由は1つではなく子どもの思考タイプによって違うのです。理由が違うならそのフォローの仕方も変えてあげたいところですね。
今回は「子どもが泣くポイント」についてフォーカスしてみました。兄弟姉妹でもタイプが違う事は多々ありますので、じっくり読んでそれぞれがどのタイプか考えてみてはいかがでしょうか?
人の目が気になるドキドキキッズの場合
このタイプのお子さんは普段から感情が大きく動くと涙が出やすいタイプ。ドラマで感動して泣き、1人で寂しい時に泣き、怒られて泣き、そして運動会のような競争で負けた時もポロポロ泣いてしまいます。i-colorで言うとピンク・オリーブ・イエロー・バイオレット。特にピンクとオリーブにこの傾向が強いです。松岡修造さん(テニス)、高橋大輔さん(スケート)、長友佑都さん(サッカー)等々、大人になっても涙が抑え切れない感激屋さんタイプの方が多くいます。
このタイプは、もちろん感情が動くので泣いているわけですが、泣いてしまう理由はそれだけではありません。いつも周りの人の視線や表情が気になってしまうため、自分が負けた事で応援してくれた家族や友達が残念がったり悲しそうな顔をしているのを見て「喜ばせてあげられなかった」と心が痛み一層悲しみが増して泣いてしまうのです。そして泣く事で「周りの人に共感してもらいたい」「慰めてほしい」とも思っています。
このタイプのお子さんが競争で負けて泣いている時は、まずその気持ちに共感して優しい言葉をかけてあげましょう。無理に元気づけたりハッパをかけると、かえって気持ちが高ぶって泣き止みません。背中をさすったり肩を抱きしめてぬくもりで癒やしてあげて下さい。信頼する人に共感してもらう事で段々と気持ちが落ち着き、そのうちいつもの笑顔になってくれるはずです。
負けず嫌いで結果にこだわるキッズの場合
次に、負けず嫌いタイプのお子さんが泣く理由は、もちろん競争に負けた悔しさによるものです。i-colorではコーラルを筆頭にゴールド・グリーン・オレンジがこのタイプ。
彼らは結果にこだわるタイプですので、全力で頑張ったのにそれが勝利という希望の結果に繋げられなかった事で、自分自身に腹が立ち悔し泣きしているのです。こんなタイプのお子さんが泣いている時は、今回の結果も踏まえ「次回勝つためにはどうしたらいいか作戦を立ててみようよ!」と気持ちを次の試合に持っていきましょう。
また、効率重視派で無意味な練習はしたくないタイプですので「この負けが無駄にならないように」とか「2度と同じ悔しい思いをしないために」と、この経験を無駄にせず活かす方向を示してあげて下さい。そして「この練習方法でいくのが勝利への近道だね!」と本人が納得する練習方法でリスタートさせましょう!彼らは意味や目的を理解し新しい目標が見つかれば、それを達成するために一生懸命成長していく力があります。早めに気持ちを次の目標に切り替えさせちゃいましょう。
また目標は数字だけでなくご褒美でもやる気が上がります。「次の試合で良い結果が出たら、好物の〇〇を食べに連れて行ってあげるよ!」なんて言うと目の色が変わり、その頃には涙も乾いていますよ(^_-)-☆
オリンピックメダリストにこのタイプが圧倒的に多いのは、「メダル」というこの上ない明確なご褒美があるからでしょう。結果を出しそれが形に残る事がこのタイプのモチベーションアップのポイントです!
常にカッコよく決めていたいキッズの場合
最後は、何をやってもそつなくこなすセンスの良いキッズです。このタイプのお子さんが涙を見せる事はひじょうに少ないです。普段も「別に頑張ってないし・・」というフリをしますが、実は家族も見ていない所で短期集中で猛練習しているタイプです。いつもはひょうひょうとしていますが、本番ですごい成果を出して皆をあっと言わせる事に喜びを感じるサプライズ好きのようです。i-colorではブルー・レッド・ロイヤルブルー・ターコイズ。松井秀喜さん(野球)、内田篤人選手(サッカー)、荒川静香さん(スケート)等、パッと見た感じはクールな印象の方が多いですね。
こんなキッズが競争で負けて涙が流れてしまった時は、いつの間にか誰にも見えない所に行っているでしょう。負けた上に不甲斐なく泣いてしまった自分の姿なんて誰にも見られたくないし自分でも見たくないのですから。そこで親御さんはその事には一切触れずいつも通りの態度で接してあげましょう。空気を読めるキッズですので、負けた事に触れないでくれる親の優しさにもきっと気づくはずです。そして次回活躍した時には、この上ない称賛の言葉でその勇姿を褒めちぎってあげて下さい。「そんな大した事じゃないよ」なんて平然とした顔をしながらも、きっと心の中ではピースしている事でしょう(^^)V
運動会というドラマチックな1日。「涙」にも色々な理由があるとわかると、運動会観戦にまた1つ深みが増すのではないでしょうか?