昨日は、私のもうひとつの顔である「子ども向け英会話講師(チューター)」の研修会でした。3才~小学生を対象にしたホームティーチャーの仕事を各地で行っている仲間が大集合しました。3連休の中日でありながら40名以上が各地から集まり、レッスンに役立てるワークや、新キャラクターを企画するプレゼン大会など、盛り沢山の内容でした。
◆英会話講師(チューター)の共通点
研修でチューターが集まると、あちこちでテンション高く会話が織りなされ、ボリュームがどんどん大きくなり凄い騒ぎになります(苦笑)。
子どもと共に『英会話を楽しむ』ことを理念にしている団体のため、チューター達には
★元気で声が大きい
★笑顔でいることが多い
★何事もポジティブに捉える
★子どもの成長を見るのが何よりも好き
★レッスンでは教えるより子ども達と一緒に遊ぶ姿勢でいる
★自分なりの創意工夫をしながらより楽しいレッスンを心がけている
という共通点があるとあらためて感じました。
そして、ありがたい事に私の出版本を購入してくれたチューター仲間もいたので、i-colorタイプを聞いてみたところ、大半が【独立タイプ】でした。
チューターの共通点にも挙げた通り、自分なりの創意工夫ができる点や、自分が関わった子ども達が成長していく姿を目の前で見られる点、また、他人の手を借りずに自分1人でレッスンを行える点など、この仕事には【独立タイプ】のモチベーションを上げるポイントがたくさんあるのですから、納得の結果とも言えます。
◆受験キッズを持つママ
チューター仲間の中には、高校受験を控えた息子さんを持つ人もいました。
「あまり口出ししちゃいけないと思っているんだけど、勉強の仕方を見ているとついうるさく言っちゃうのよね~」
と反省した様子。このママは【独立タイプ】、お子さんは【展開キッズ】でした。実はこの親子の勉強法は根本的に大きく違うのです。
◆コツコツカメタイプと気分屋ウサギタイプ
勉強の進め方は、i-colorでは大きく2タイプに分けられます。その違いは、2匹がゴールを目指して競争する童話「ウサギとカメ」のようです。
このママは、勉強を計画的にコツコツ進めるのを得意とする【カメタイプ】。息子さんは、気分が乗らない時は全くやらないものの、大事な場面やスイッチが入った時は並外れた集中力を発揮して一気に片づける【ウサギタイプ】なのです。
コツコツと努力を続けられるママが、息子さんのムラのある勉強法を見ていれば、つい口を出したくなるのは当然の事でしょう。そしてチューターを長年続けていると、自分なりの「成功メソッド」がありそのやり方が正しいと信じているため、わが子にそれを強要しがちな傾向もあるのです。
しかし【ウサギタイプ】には【ウサギタイプ】のやり方があるのです。いくら【カメタイプ】のベストなやり方を強要されても、【ウサギタイプ】はその通りには出来ませんし、無理に長時間机に向かわせても、彼らの実力(特性)は全く発揮されないのです。
詳しい対応方法は本を読んでいただくように伝えましたが、この『違いを知る』だけでも明日からのアプローチが変わってくるから不思議です。
「子どもは私とは違うタイプなんだ」「子どもには子どもに適したやり方があるらしい」
だから「自分のやり方を押しつけてもダメなんだ」
と頭で理解すると、「昨日までカッとなっていたわが子の言動も一旦受け入れられるようになりました!」という感想を数多くいただいています。家族を冷静に客観的に見つめ直すのが大切な第一歩のようです♪
たくさんの子ども達を見ているチューターママでも、わが子となると感情が入ってうまくいかないもの。これだから親子は面白くもあり難しいのです。
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