ハロウィーンウィークは毎年英語レッスンでも皆で仮装して盛り上がっています☆
各ショップのハロウィーングッズも年々種類が豊富になるので、飾りつけも仮装も手軽にできるようになりました。こんな時にも生徒達の個性が見えてきます。
◆シャイな生徒
恥ずかしがりやで、レッスンで英語を発する時も声が小さい生徒が数名います。
ハロウィーンでも目立つような仮装はせず、魔法使いの黒いハットとマントにとどめ、他の生徒たちの派手で面白い仮装を見て喜んでいます。
この生徒達を見ていると、自分の子どもの頃を思い出します。私もこんな感じのおとなしい子どもでした。幼稚園児の頃、友達の輪に入らない私を心配して母が先生に相談したこともあるくらいです。でも先生は
「まこちゃんは大丈夫。皆が楽しそうに走り回るのを見て楽しんでいますから」
と言ってくださったそうです。
確かにおとなしい生徒達を見ていると「レッスンつまらないのかな?」と心配になりがちですが、他の生徒達に話しかけて助けてもらったり、友達の面白い言動を見て笑っている姿は楽しそうです。
必ずしも積極的に行動しなくても、自分なりの楽しみ方があるようです。
◆めいっぱい楽しむ生徒
「ハロウィーンはいつものレッスンと違う!」と想像するだけでワクワクして、何週間も前から自分の仮装スタイルを考えている生徒達もいます。毎年好きなキャラクターを悩みに悩んで選んでいる様子。
今年は絵が得意な小学生男子が、白いマスクを買って絵の具で顔を描いて完璧なお手製スパイダーマンマスクを着けてきてくれました。他の生徒達が
「自分で描いたの?すごいねー!!」
「わ~、こわーい!!」
と盛り上がるのを見て、とても嬉しそうな表情を見せていました。
こんな生徒達を見ていると、親御さんも一緒に楽しんで準備してくださっている方が大半です。裁縫が得意な親御さんは、毎年わが子サイズの衣装を一から縫ってくださるのですから凄いものです。本当に頭が下がります。
◆子どもに負けず真剣なわたし
私も思いっきり楽しもうと仮装を検討。今年はマレフィセントになるべく、長い角を手作りしたり、アイラインシールで顔にスパイダーのシールを貼ったり、ネイルもハロウィンデザインにしたり・・。準備しているうちに気分もノリノリになってきました♪
とはいえ、ただの仮装&お菓子交換パーティーにならないよう、 (諸説ありますが)ハロウィーンの意味も教えながら
「脅かそうとしないとお菓子はもらえないよ~」
と伝えておきました。そしてレッスン当日。かわいい衣装を着た生徒達も、黒い仮面を付けたり血のりシールを貼ったりして、怖さをプラスして参加してくれました。
どのクラスも、真剣に“Trick or Treat!”と怖そうな表情を見せ、相手は “Don’t trick, please. Here you are.” と言ってお菓子を渡し、皆でハロウィーンを楽しめたようです。
◆『本気で楽しむ』を教える
ハロウィーンに限らず、私が生徒達に伝えたいのは『本気でやる楽しさ』です。
思いっきりやってみて初めて、それが自分にとって心底楽しいことか、もっとやりたいことか、自分に向いているのか、などが自然に見えてくるもの。そして好きなことを見つけてとことんやり続けるのが一番だと感じます。
また、本気でやるのは子ども達だけでなく大人も同じ。大人にこそ必要だと思うのです。
日本の子ども達の自己肯定感や将来への期待感は、他の先進国と比較にならないほど低いというのが現状です。それは「大人が楽しそうに生きていない」のが大きな要因のひとつだと感じています。
大人も遊ぶ時は思いっきり遊ぶ!学ぶ時は思いっきり学ぶ!働く時は思いっきり働く!とメリハリをつけて本気でやる姿を見せていれば、子ども達は
「大人ってなんか楽しそう♪」
と感じて、自分の将来もワクワクしながら想像できると思うのです。
親はわが子に言葉で注意や指導ばかりしないで、時には自分の好きな事に没頭して人生を楽しんでいる姿を見せていきたいですね!