17日間の熱闘を繰り広げた平昌五輪が終了しました。日本人選手のメダル獲得数は冬季五輪過去最多の13個!TV観戦していた子ども達も個々に心に響いた試合があった事でしょう。
ここで、「〇〇選手すごい!」「カッコいい!」という感動だけで終わらず、五輪選手達から更なる気づきを得てほしいと願っています。
そこで、平昌五輪を通して子ども達に伝えたい3つの事をまとめてみました。お子さん達と五輪ハイライトシーンを観ながらこんな話をしてみてはいかがでしょうか?
◆その1:好きで仕方ないことをみつける
「絶対またスケートをやりたいです。スケートが大好きなので」
と生き生きとした表情で答えていました。
「アクセルジャンプが大好きなので、今度は4回転アクセルジャンプに挑戦したいです!」
と、もう次の目標について目を輝かせながら話していました。
どんな道を選んでも困難や障害は出てくるもの。それでも、その事自体が本気で好きであれば、決して諦めずに続けられると思うのです。子ども達にも五輪選手のように、好きで好きで仕方ないことをみつけ出してほしいと願っています。
◆その2:自分の夢を明確にイメージする
「わたし(ぼく)は将来〇〇の選手になり、オリンピックで金メダルをとります!」
と文字に書いて宣言しています。五輪選手に限らず、トップアスリートは「〇歳でプロ選手になり、その〇年後に海外に移籍して世界一になります」など、子どもの頃から明確に自分の未来予想図を計画している事が多いようです。そして、ほぼその言葉通りに実現しているから驚きです。(下記は本田圭佑選手が学生時代に書いた将来の夢の一部です)
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実は、自分を過小評価したこのつぶやきも、脳は聞き漏らさずに記憶しています。「大きな夢を叶えられない人」と刷り込まれた脳は、より活発な働きができるにもかかわらず、それをセーブしてしまうというのです。こんなもったいない事をしている場合ではないですね。
◆その3:本番を笑顔で楽しむ
今までの五輪では、国民の期待を背負い過ぎて実力を出し切れずに終わり、涙するメダル候補選手を数々目にしてきました。しかし今回は、目標のメダルに届かずとも今出せる実力を出し切った清々しい笑顔の選手達を数多く見ることができたのです。
大ケガから手術と長いリハビリを経験して五輪に再挑戦したスノーボードパラレル大回転の竹内智香選手。
今回の平昌五輪ではメダルに届かなかったものの
「(ケガを乗り越えて)本当に前を向くこと、諦めないことの大切さをスポーツから学んだし、
それを見てたくさんの人が頑張ろうという励みになったのであればうれしく思う」
「早く五輪で滑りたい気持ちでワクワクしています」
と話していた通り、ショートとフリーではのびのびとした演技を披露し、メダルは獲得できなかったものの、いつになく達成感に満ち溢れた表情を見せてくれました。
「結果も大事ですが、五輪の舞台を楽しんで滑れたのがよかったです」
という言葉通り、試合では萎縮せず最後まで大技に挑戦し清々しい笑顔を見せていたのが印象的でした。