特に私の次女は祖母のことが大好きでしたので、たとえ話ができなくても、足繁く祖母に会いに行き話しかけてくれていました。
◆祖母と次女の関係
統計心理分析でみてみると、祖母と次女は同じ共感タイプ。心許せる家族といつも寄り添っていたい気持ちが強い2人ですので、再会するたびに必ず両手を握り合ったまま話をしていました。そのあとは、祖母が次女の肩に手を添えたり、頭や背中をさすったり・・と常にどこか触れ合っていたのです。
この2人を見て、私は自分の幼少期を思い出しました、母はいつでも私の隣にくっついて必ずどこかを触れ合わせていましたが、私はそれをスルッとかわして離れていた、あの頃の記憶が蘇ってきたのです。
寄り添う嬉しさより1人で行動できる自分を褒めてほしい気持ちが強かった私は独立タイプです。優しい共感タイプの母親に育てられても、素質的に持っていた強い独立心が消えることはありませんでした。
甘えてこない一人娘の私の態度は、母にとっては物足りず寂しかったことでしょう。その思いを埋めてくれたのが母と似たタイプの次女だったのです。私の代わりに母親孝行してくれた次女には感謝しなければなりません。
◆子どもが死と向き合って学んだこと
昨年105歳で人生を終えられた聖路加国際病院の名誉院長 日野原重明先生が書かれた子ども向けの絵本があります。
だいすきなおばあちゃん(日野原重明 文)
朝日新聞出版 (2014-03-20)
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という先生の思いがつまっています。
自宅で祖父母を見看る経験が少なくなった子ども達が「身近な人の死」について考えさせられる良書です。お子さんと一緒に読み、お互いの思いを語り合う機会を作ってみてはいかがでしょうか。