今年の巨人は上原効果で変われるか

待ちに待ったプロ野球のシーズンが始まりました。今シーズンもどんな好試合が観られるのか、今から期待が膨らみます!!私は小学生の頃からのGファンですが、今年の巨人はチームの雰囲気が変わりそうな予感がします。

 

◆復帰の2投手

今シーズンは、大リーグから戻り10年ぶりに復帰した上原浩治投手と、昨年右肩のケガで1軍登板できず今シーズン復活期待の澤村拓一投手がいます。

i-color(統計心理分析による価値観タイプ)で見てみると、上原投手はオレンジ、澤村投手はゴールドと2人共に『独立タイプ』。オレンジとゴールドと言えば、フィギュアスケートの羽生結弦選手(オレンジ)と宇野昌磨選手(ゴールド)の関係です。上原投手と澤村投手はひとまわり程の年齢差がありますが、上原投手にガンガン言われてもついてくる澤村投手は、可愛い後輩の一人なのでしょう。

独立タイプは、1人で目標に向けて黙々と前進していくのが得意な志向ですから、個人競技で活躍する選手が多いグループです。野球はチーム競技のひとつですが、私は『個人プレーする選手が集まった競技』だと思っています。打者はバッターボックスでは1人。守備でも、投手はマウンドに1人、他の選手も自分の守備エリアでプレーをする。そう考えると、サッカーやバスケットのようにアイコンタクトを取りながらチーム選手同士が協力してプレーするチーム競技とは違い、野球は各選手が単独でプレーしていることが多いチーム競技と言えるでしょう。過去の名選手の顔ぶれを見ても、長嶋茂雄さん、王貞治さん、金田正一さん、張本勲さん、野村克也さん、衣笠祥雄さんなど大スターに独立タイプが多数いるのも頷けます。

 

◆巨人のタイプ傾向

近年の巨人の選手陣は志向タイプに偏りがありました。それはレギュラー打者の大半が共感タイプであること。共感タイプの選手は、チームメンバーと公私共に関わって絆を深め、チームで一致団結して戦いたいと考える傾向が強くあります。

それに対し、高橋由伸監督は生粋の独立タイプ。現役時代、何度故障しても一人で黙々と過酷なリハビリとトレーニングを積んで復活を遂げてきた孤高の選手です。
そして、独立タイプは集中している時ほど、口をへの字にして怒っているような表情になりやすいのですが特徴ですが、由伸監督もまさにその様子が表れています。監督になってからは以前にも増して、どんな場面でも顔色を変えず睨みつけるような表情で試合をみつめています

          (画像元:www.sanspo.com/baseball/images/20160911/)

それに対し、打者に多い共感タイプは「自分の活躍で仲間やファンに笑顔で喜んでほしい!」という思いで自分のモチベーションを高めて力を発揮するのが特徴です。全く笑わず個別に声もかけず、厳しい視線を送り続ける由伸監督の様相は、共感タイプの打者陣に必要以上の威圧感を与えてプレーを萎縮させているように感じ、Gファンとしては心配でなりませんでした。

 

◆由伸監督と同じ志向タイプの上原投手

ここで今シーズンから復帰した上原投手がキーマンになるのです。上原投手は由伸監督と同い年、同じ誕生日、同じ独立タイプです。由伸監督が選手に求めることや、言葉にせずとも伝えたい想いは、他の選手より格段に理解できるはず。
上原投手には、頼もしいセットアッパーとしての役割だけでなく、由伸監督と共感タイプの選手陣の調整役、そして近年おとなしいチームに勢いをつけるムードメーカーとして活躍してもらいたいと強く願っています!

既に上原投手は、登板後ベンチに戻った時、強めのハイタッチと声出しをしてメンバーにパワーを注入してくれています。仲の良い後輩の澤村投手には、頭や肩を何度も叩いたりして笑いを取って盛り上げています。そして、由伸監督も昨シーズンとは違い表情の変化が見られるようになっています。これも上原投手の行動が伝播しているのではないでしょうか。

   (画像元:https://www.daily.co.jp/baseball/2018/03/31/0011120681.shtml?ph=2)

TVを通して観戦していても、上原投手の投げている姿からは、強烈なパワーとオーラが感じられます。この溢れ出るパワーでチーム全体に勢いをつけ、精神的にも強い巨人の復活に一役買ってもらいましょう!!

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