実は先日、私の不注意により取り返しのつかないミスをしてしまい、久々に凹んでおりました。普段は気持ちを切り替えるのは得意な方で、どんなに嫌な事があっても「自分には必要な経験だった」とポジティブに捉えるように心がけて過ごしています。
しかし、今回ばかりは単なる自分の不注意による大きなミスだったので、自分でも「救いようないな・・」とひどく落ち込んでいたのです。
◆家族の対応
今回のミスは(詳細は書けませんが)次女との信頼関係に大きなヒビを入れるものでした。そして次女は多感な中学生。このミス以降、ほぼ口を聞いてくれなくなったのです。
そして夫も次女の心をサポートするべく、次女側についていました。現在3人で生活しているため、家の中で孤立して居場所がない空気感は人生初体験で、なかなか辛いものでした。
会話が激減した重苦しい日々の中、さすがに精神的にしんどくなり、現在一人暮らしをしている長女に電話をして事の成り行きを説明しました。
◆価値観の近い長女の対応
すると長女は、今の状況と私の気持ちに耳を傾けながら、母のように優しい言葉をかけてくれるではないですか!そして話の終盤では
「今までママにはずーっとお世話になりっ放しだったから、辛い時はいつでも頼っていいからね!」
とまで言ってくれたのです。まだ19才の彼女から発せられた温かい声かけに思わず涙が流れました。
i-color(統計心理分析タイプ)で見ても私と同じ価値観を持っている長女ですので、私の思いは他の人以上に理解できたようです。そして忙しいスケジュールの中、私と会う時間を作ってくれ、数ヶ月ぶりに2人でゆっくりとお互いの話をする時間を過ごしました。
◆女性のストレス発散方法
女性(または左脳優位思考の人)の一番のストレス発散法は、話を聞いてもらうことと好きなものを食べることだと思っています。
男性は女性から話をされると「何か解決策を求めているのだろう」と捉えて、自身の経験をもとに様々なアドバイスをしてくれる傾向があります。しかし、女性は「頷きながら話を聞いてほしいだけなのに!」と思うことが多いのです。
長女は女性ならではの受け止め方で、一緒に美味しいものを食べながら、私の気持ちを受け止めて意見せずに話を聞いてくれていました。今回のことで
「長女はいつの間にこんなに大人になったのだろう!」という驚きと共に
「こうやって親子関係は徐々に逆転していくのだなぁ」
と染み入るように実感したのです。
親が老いれば子どもは介護してくれるものですが、体力面だけでなく精神面でも支えてくれるようになるのですね。
◆リスクタイプは精神年齢が高め
これをi-color(統計心理分析)的観点から見ると、「リスク思考タイプ」の子どもは、早い時期から冷静に物事を受け止めて考える傾向が強いため、親を精神的にサポートしてくれる時期が早いように感じます。
長女ももちろん「リスクタイプ」。そして私自身を思い返してみても、少女のような無邪気さと不安定さを持った実母が落ち込んでいる時、私もよく話を聞いていた事を思い出しました。
家族には家族の数だけの人間関係がありますが、それぞれの家族は、実年齢でなく精神年齢でお互いを支え合っている感は否めません。そう考えて様々な家族を観察してみるのも面白いものです。
◆凹んだ時は近しい価値観の人に話をする
精神的に辛い時は、価値観の近しい人(i-colorが同じタイプの人)に話を聞いてもらうのが得策だと、改めて実感しました。
私と同じくi-colorを学んだ仲間達は、同じ価値観グループで集まって食事会をしていることが頻繁にあります。もちろん、違う価値観の人と関わる中で学び得られることも多々ありますし、同じ価値観の人とばかり過ごすのがベストとは考えていません。
しかし、どうにも心が疲弊している時は、価値観の近い人と会って話すことをオススメします。相手に合わせることなく思ったままを言葉にしてもしっかりと受け止めてくれるのがこの人達だからです。
最後に次女との問題ですが、多少解決策が見えてきたため、必要最低限の会話はできるようになりました。母親としての信頼を取り戻せるように、慌てず時間をかけて関係改善を図っていこうと思っています。