青学駅伝2連覇!原監督のハッピー大作戦は全てのスポーツに活用できる

皆さんあけましておめでとうございます!!

いつになく暖かい新年のスタートですね。今年も箱根駅伝のTV観戦から盛り上がりました。昨年に続きダントツの強さと笑顔の走りを見せてくれた青山学院大学の選手達。私の母校のため応援にも熱が入りました(^^)
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◆全日本駅伝での敗戦をバネに!

順風満帆に見える青学駅伝チームも昨年後半は苦しい経験をしていました。10月の出雲駅伝では見事優勝を掴んだものの、続く全日本大学駅伝では東洋大に序盤から先行を許し、2度のケガに苦しんだ神野大地選手も本来の力を発揮できず(区間8位)、1分以上の差をつけられ東洋大に屈して結果は2位。「三大駅伝全てで大会記録を打ち立てよう!」という青学チームの目標が2戦目にして未達成になってしまったのです。この時の状況を原監督は下記のように語っています。

「全日本駅伝で負けてしょぼくれた選手の姿を見て「これは青山学院ではない、笑顔で戦っていかないといけない」と反省しました。また、マイナスな発言が学生の中で多く出ていたので「前向きな発言をしていこう!」とも言いました。」

◆神野選手のケガもチーム成長のきっかけに

全日本大学駅伝での敗戦と神野選手のケガはチームメンバー全員に「自分が記録を伸ばさなくては」という自覚を持たせる良いきっかけになったと言います。

この悔しい経験の後、他の選手達は10,000mの記録会で自己記録更新を続々出すようになり、まさに『青学チーム全体の実力』がグングン伸びていったのです。

もともとチームの団結力と仲の良さに定評のある青学チーム。「神野に頼らず彼が楽に走れるように各自が記録を伸ばそう!」と全員の気持ちが一致したのでしょう。

◆今年は『ハッピー大作戦』

原監督が昨年打ち出した『ワクワク大作戦』に続き、今年は『ハッピー大作戦』。とにかく前向きに楽しみながら走る事を目指す青学カラーらしい作戦です。

往路3区で区間賞を取った秋山雄飛選手は

「走っている最中に後ろの車から監督が面白い言葉を言ってくれた。それで笑って疲れを忘れて最後まで走り切ることができました。「秋山隊長がんばれ!」とかいろいろ(笑)」と試合中も原監督がムード作りに一役買っているエピソードも明かしてくれています。

また、観戦していて特に他校との違いを感じたのは、たすきを渡す時の青学選手達の表情です。

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青学の選手達だけは全員笑顔でたすきを次の選手に託し、次の選手もそれを笑顔で受け取る。今までの駅伝ではその場で倒れ込み運ばれて行くシーンが恒例でしたが、青学チームの登場以来駅伝のイメージを大きく覆してくれています。

もちろん青学の選手達も日々の過酷な練習を積み重ねて来たからこそこのような素晴らしい結果が出せる訳ですが、そこに一貫したポジティブ思考が大きく関わっているように感じます。『ハッピー大作戦』と名付けたポジティブ思考が加わった事で、選手全員が本番で無駄なストレスを背負わずに実力を出し切る精神力を備えたのだと思えてなりません。

◆まとめ

この一貫したポジティブ思考を全てのスポーツ指導者の方々に見習ってほしい!!と心底感じた新年です。今年はリオオリンピックが開催される年。1人でも多くの日本代表選手が、青学選手達のように笑顔で全力を出し切り結果を残してくれる事を願います!!

◆おまけ

最後に青学出場選手のi-color分析をして1つ驚いた事をご報告。
原監督が往路復路共に当日変更して起用した4選手のi-colorは全員オレンジでした。そして4選手全員が区間賞を取ったのです!どんな状況でも慌てる事なく「ここまで努力してきたのだから本番はなるようになる」と腹が座り落ち着いて行動できるi-colorオレンジが見事な活躍をしてくれたようですね。

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