バレー金子聖輝選手のi-colorはアタッカー派?セッター派?

長きに渡り低迷していた男子バレーボールも、若手メンバーNEXT4を中心に人気も実力も盛り上がりを見せていますね。

そして高校生からも新たなヒーローが次々と生まれています。その1人が、インターハイ・国体・春高の3冠を達成し、春高で2年連続MVPを獲得した東福岡高校のキャプテン金子聖輝選手です。今年度からVプレミアリーグの強豪JTサンダーズに内定が決まっています。

今回、高校時代から同じように注目を集めていたNEXT4の1人石川祐希選手と金子聖輝選手をi-colorで比較してみたところ、対照的な結果が出ました。彼らの素質や志向タイプについてそれぞれご案内します。

◆石川祐希選手はわが道を突き進むi-colorゴールド

Ishikawa2

イタリアに単独で短期留学し多くを学んで帰国後、ワールドカップでは新人とは思えない堂々としたプレーで大活躍した石川祐希選手。彼のi-colorはゴールド、1度ひとつの事にスイッチが入るととてつもない集中力で力を発揮する特性を持っています。サッカーの本田圭佑選手、体操の白井健三選手、フィギュアスケートの浅田真央選手、スピードスケートの清水宏保氏が同じi-colorゴールドです。白井選手の『ひねり技』や浅田真央選手の『トリプルアクセル』のように、まさに自分のこだわりポイントにロックオンして一心に目標を目指している姿が目に浮かびます。

また、先々に起こるかもしれないリスクよりも、夢が叶った時の自分を想像して進んで行ける『希望優先思考』でもあります。外野の意見は気にせず1人で目標に向かって我流で突き進んでいける強さを持った人達です。

金子聖輝選手はシミュレーションが得意なi-colorバイオレット

次に、金子選手のi-colorはバイオレット。石川選手と違い、周りの環境や良い人間関係を重要視するタイプです。チームメンバーと心をひとつにして「このメンバーのために頑張ろう!」とスイッチが入った時や、仲間に「君のおかげで助かった、ありがとう」と感謝される状況で最も力が発揮できるタイプです。

またどんな時でも常に頭の中で様々なパターンをシミュレーションしてから最善策を取る『リスク優先思考』です。野球界では多くのキャッチャーがi-colorバイオレットなのも頷けます。ひじょうに慎重に物事を対処できる特性を持っているのです。

◆金子選手アタッカーからセッターへの転向

そんな金子選手は189cmの長身を活かし高校ではアタッカーを務めていましたが、JTサンダーズではセッターに転向すると宣言しています。中学時代にセッター経験のある金子選手に、東福岡高校の藤元監督は「今まで日本代表にいなかった『高身長セッター』になって2020年の東京オリンピックを目指せ!」という言葉を送り、彼もこの転向を決心したようです。

i-colorバイオレットは人志向グループのひとつで、自分の言動で信頼する人達がどう思うかを常に考えて行動しています。今回のセッター転向にあたり、心から信頼する監督からも背中を押してもらった事は金子選手の今後の自信と心の支えになっていく事でしょう。

i-colorで見ても、バイオレットはその場の状況に合わせた最善策を取るのが得意ですから、セッターは彼の特性が活かせるポジションだと感じます。また常にメンバーを思いやれる人志向ですので、選手1人ひとりに合わせたボールをあげてくれる事でしょう。

◆まとめ

元日本代表主将の川合俊一さんも「日本代表にいなかったブロックもできるセッターになってほしい!」と期待を寄せています。

2020年東京オリンピックで、石川祐希選手を中心としたNEXT4とセッター金子聖輝選手で、今までにない新生バレーボール男子日本代表チームを作り上げていってほしいものです!!

関連ブログ|男子バレーNEXT4の素質の違い

男子バレーNEXT4の素質の違いと活かし方

『チームワークの向上』『本番に強い選手育成』にご興味のある方へ

指導者や親御さんに向けて
★子どもの根本的な志向タイプについて
★子どもの特性を伸ばす関わり方
★モチベーション・自己肯定感の上げ方をテーマにしたセミナー

スポーツチームの「チームアドバイザー」として
★個々の選手に適したアプローチ法の具体的アドバイス
★選手向け研修の企画・実施
等を行っています。

ご興味のある方は、下記よりお気軽にご相談くださいませ。

ご質問・お問い合わせ