熊本地震を受けて行動を自粛すべきか続行すべきか

熊本・大分を中心に襲った大地震の被災者に対して、必要備品の提供・募金・ボランティア活動など様々な手が差し伸べられています。そして著名人達は、気遣うコメントと共に自らの活動を自粛する人と、あえて自らの活動を遂行して笑顔やパワーを届けようとする人に分かれています。

◆TV番組は続々自粛延期

報道番組を放送する目的もあり、幾つかのバラエティ番組やドラマは放送を自粛し延期になっています。また予定されていた各種イベントも続々と中止発表されています。

◆バラエティ番組の放送自粛に対して批判する堀江貴文氏

そしてホリエモンこと堀江貴文氏は、番組自粛に対して下記コメントをアップしています。

「バラエティー番組自粛は馬鹿げた行為。地震の被害を受けてない人は普段通りの生活をしながら支援を粛々とすべき」

◆自分の役割を遂行する本田圭佑選手

サッカー日本代表の本田圭佑選手はブログでこう発信しています。

「僕にできることは微力で何もありませんが、日本人としてイタリアからただただ気にしてます。心配してます。応援してます。多くの日本中の人々が皆さんのことを考えてます。皆さんは決して1人ではありません。いつも我々が気にしているということをここで伝えさせてください」

「様々な分野で自粛のニュースを目にしますが、僕は自粛するのは間違ってると思います。こういう時だからこそ、各々に与えられた役割を行動に移すことが求められているんじゃないでしょうか」

「本当に被災者らのことを思うなら、自粛どころか積極的にやるべきでそれを通じて何ができるかを考えた方が良いんじゃないでしょうか」

堀江貴文氏や本田圭佑選手のi-colorは自分軸を持ったゴールド。常に自分の考えを貫きそれをストレートに言葉にします。しかし世の中の人全てが同じ考えではないので、違う考えを完全否定する必要はないように感じます。

◆地元の方々を思い涙を流す内川選手・植田選手

 Uchikawa&Ueda
(画像:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160415-00000161-sph-base
(画像:http://www.sanspo.com/soccer/images/20160417/jle16041705020004-p2.jpg

一方、大分出身のソフトバンクホークスの内川聖一選手は15日自身のスリーランで楽天ゴールデンイーグルスに勝利しヒーローインタビューに立った際、泣きながらこう答えました。

「僕も1人の子どもを持つ父親として、子どもを抱えながら避難されている皆さんの姿とか、 一生懸命生きようしている皆さんの姿を見ると、本当にこういう事があって欲しくないなというのが本音でした。 僕らは野球で元気を与える事しかできませんから、見ていただいている間だけでも笑顔になってもらえるように全力でプレーしたい」

熊本出身のサッカー日本代表DF、鹿島アントラーズの植田直通選手も、Jリーグ試合勝利後のインタビューで

「育ったところ、今まで見てきたところがあのようになり衝撃を受けた」
「戻って何かしたいけれどサッカーで熊本を元気にしたい」

と語り号泣していました。

内川選手のi-color はオリーブ、植田選手のi-colorはバイオレット。2人共にファンや信頼する人のために頑張るのがモチベーションの人志向タイプです。大切な地元の方々の辛さを共感し抑え切れずに号泣した2人の思いは、地元にいる同じ志向タイプの方々にダイレクトに届き強く勇気づけた事でしょう。

◆こんな時こそ『笑顔』と『元気』を届けたい

このように統計心理分析学i-colorで見ても、人はそれぞれ軸とする志向に大きな違いがあります。この違いにより、自分らしく行動する事を良しとするタイプもいれば、被災者と共に悲しみを共有しようとするタイプもいるのです。
しかし、日本全体が終日自粛ムードになるのはやや違うのではないかと私は思うのです。上記の4名が言うように、自分が出来る事を精一杯行い被災者の人達にパワーや元気を届けたいそれはバラエティ番組やドラマも同じ事です。面白い番組を見てひととき現実から離れて笑顔を取り戻す。ドラマを見て1時間別世界に浸る…そんな中で疲弊した心に少しずつ明るさが戻ってくると思うのです。

◆まとめ

心から笑えなくても口角を上げるだけで気持ちはポジティブに移行していくと言います。
明るいTV番組やスポーツ番組は、被災者の気持ちを無視して放送されているのではなく、真剣な演技やプレーを通して被災者を励ましたいという思いもあるのです。それらを見て笑顔になった後「早く元の生活に戻れるように頑張ろう!」と前向きな思いに切り替えられれば、間接的に復興のお役に立てていると思うのです。
私も僅かながらの支援をして終わりではなく、日々今何が出来るのかを考え間接的にでも協力していきたいと改めて感じました。どうか一日も早く被災者の皆さんに笑顔が戻りますように!!

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