WBCが近づき、宮崎での日本代表合宿が毎日ニュースに取り上げられています。過去最高の選手陣が揃った事もあり、野球ファンだけでなく日本全体がサッカーW杯のような盛り上がりを見せそうな予感がします♪そして前回のブログでも触れましたが、WBCメンバーのために全力を注ぐダルビッシュ有選手の行動が注目を集めています。
◆素質通りの行動を取るダルビッシュ選手
ダルビッシュ有選手のメンタルタイプは、仲間のためなら自分の知識を全てを提供する奉仕精神を持った仲間思いのバイオレット(共感リスクタイプ)と誰よりも負けず嫌いなコーラル(独立チャレンジタイプ)を持っています。試合ではコーラル面を出し強いメンタルで戦っているのでしょうが、素質はバイオレットですから、合宿では「優秀な後輩達に教えられる事は全て教えよう!」「皆の気持ちをひとつにまとめよう!」と考えていたのでしょう。合宿に初日から参加したところにも彼の意気込みの強さが感じられました。
今回のWBCではダルビッシュ選手が最年長(36歳)ですから、先輩の顔を立てる気遣いが不要なのも一段とのびのび素質らしい行動が取れている理由だと思われます。そして合宿では若手投手陣にスライダーの投げ方を指導しているシーンが何度となく映像で流れていました。
また、『チームの輪』を誰よりも望み全ての人に配慮できるタイプですから、表情から気持ちを読み取る力も人一倍長けています。育成から上がってきた若手の宇田川投手が、尊敬する選手陣に圧倒され輪に溶け込んでいない事にいち早く気づいたのもダルビッシュ選手だったようです。
「1年前まで育成でそこからの選出。更に減量まで。
1人の人間が背負うには大き過ぎる。それは嫌だったので。」
とコメントしています。どれだけ全て選手の思いを汲み取れているのか!もう頭が下がる思いです!
そして自ら企画した投手陣を集めた食事会を『宇田川会』と称して彼が中心に入れるように配慮していました。食事会後の写真撮影では「宇田川会なんだからおまえが真ん中で腕を組め」と集合写真の位置とポーズまで指示。恥ずかしそうにしながらも前列中央に立った宇田川選手の表情にはもう緊張はなく最高の笑顔が見られました。
更に下記集合写真をTwitterにアップした際のダルビッシュ選手のコメントがこれ。
もう最高です( ´∀` )♡ ブログトップ画も同じくダルビッシュ選手が合宿最終日に撮影した写真をtwitterにアップしたものですが、ここでも宇田川選手を中心に投手陣が集まっています。
ちなみに当初遠慮がちな態度を取っていた宇田川選手ですが彼のメンタルタイプは、大きな舞台ほどスイッチが入る直感タイプ(ブルー&レッド)です。ピンチの場面での交代投手として登場し、ランナーを背負いながらビシッと抑える好投を見せて世界中から注目される事を願っています!
ダルビッシュ選手の行動に話を戻しますが、彼は投手陣に留まらず野手陣との食事会も企画していました。多くの選手の話を聴き、全員がダルビッシュ選手と遠慮なく話せる環境を自ら整えてしまうダルビッシュ選手。もはや『ダルビッシュJAPAN』になりつつありますね!
(写真:ダルビッシュ選手twitterより)
バイオレットタイプには指導者や監督も多くいますが、実は栗山監督もバイオレット。そして大谷翔平選手も同じくバイオレットです。WBCではこの3人を中心に団結力No.1のチームを築いて優勝し、全員で最高の笑顔を見せてほしいものです!!
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平成&令和世代の選手には『選手1人1人の気持ちに寄り添ってくれる指導者』つまりバイオレットタイプのような指導者がぴったりハマるように感じます。まだまだ先の話ですが、ダルビッシュ選手と大谷選手は引退後に監督としても大活躍しそうな予感がしますね。
いよいよ3月9日からWBC予選がスタートします。試合だけでなくベンチでのダルビッシュ投手や控えの選手達の様子にも注目して観ようと思っています!!
“ダルビッシュ選手の素質を生かしたWBCチームのまとめ方” への 2 件のフィードバック
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