i-colorとは、identity color(アイデンティティ・カラー)の略称で、『個々人が生まれ持った素質』を統計分析し、カラーセラピーに基づいたカラー名で分類した分析ツールです。

i-colorの基となるデータは1980年代に日本で開発されました。開発当初は一般向けではなく「企業運営の効率化」「顧客アプローチの最適化」を目的として、大手金融機関や生命保険会社、不動産会社などの経営者が研究チームを組み、3000万件以上の膨大なデータの統計をとり、分析、研究したのです。

その結果、人間には生年月日ごとに価値観や行動心理に規則性がある事が判明、また、関わり方においても法則性がみつかったのです。それらの研究結果をまとめたものがi-colorの根幹になっています。研究結果は、顧客に合わせた最適な対応法、マーケティング、社内の組織作り、社員の育成など、さまざまな場面で活用されてきました。

「生年月日で分類」と聞くと、「占いと同じなのでは?」と思われる方もいるでしょう。しかし、占いとi-colorには大きな違いがあります。その違いは、i-colorは膨大なデータから導き出された統計的な傾向性に基づいて作り出されたという点にあります。

これを「個人対個人(CtoC)のコミュニケーション改善や相互理解のためにも活用しよう」と考え、カラーセラピーの要素を加えてできた統計分析ツールが「i-color」です。

個々の素質特性(=カラー)を知ることで、自分自身の理解を深めたり、自分と相手との違いを知ってお互いを理解し合おうというツールなのです。

植物の種類によって適した環境や育て方が異なるように、私達が生まれ持っている素質や志向にもその長所や伸ばし方にはそれぞれ違いがありコツがあります。それをi-colorをもとに分析し、個々の素質や志向を認識する事で、その強みをアピールポイントとして伸ばしていけるのです

親子、兄弟姉妹、指導者と生徒、上司と部下など、自分と相手の違いを認識してアプローチする事で関係性を大きく改善できるため、業種を問わず様々な企業の研修やパーソナルセミナー、個人sessionで活用されています。

各自の志向軸(何を大切に思い生きているか)、計画性の有無、楽観思考かリスク思考か等を認識し、それに基づいて「特性が生かせる環境」や「違うカラータイプとの関わり方」等を具体的にご提案します。

*** i-colorの解説本を出版しました ***

i-colorの大分類である3つの志向タイプに分けて解説した本を出版しました。
ご興味のある方は是非ご一読ください。
『子どものやる気を引きだす親うばう親』(キノブックス刊)
https://www.amazon.co.jp/dp/4908059489/ref=cm_wl_huc_continue
http://honto.jp/netstore/pd-book_28086225.html

%e3%82%ab%e3%83%90%e3%83%bc%ef%bc%86%e5%b8%af