2018年も残りあとわずか。そして今日は長女の20才の誕生日です。この日になると、予定日より3週間も早く陣痛が起こって出産したものの、黄疸が出て1人だけ保育器に入れられたこと、その後母乳が飲めず体重が減少していったこと、先生にお願いして大晦日にやっと退院できたこと等が、今でもありありと思い出されます。人一倍小さかった赤ちゃんが、よくぞここまで成長したものです。
◆親としての願い
母になって以来、今日のこの日をどれだけ待ち望んだ事でしょうか!
子ども好きな親御さんは「子どもが大きくなって離れて行くのが寂しい」と感じる人も少なくありません。しかし、私含め独立タイプの親は、「周りに流されず自分の考えをもってぶれずに生きていきたい」という自分なりの信念をわが子にも望む傾向が強いものです。そして、「わが子を自分の意思で歩める自立した人間に育て上げる事」をメイン目標に掲げて子育てしているため、わが子が成長し親を頼らなくなる事に寂しさはなく、むしろわが子の姿に頼もしさや満足感を感じやすいようです。
◆独立タイプの長女
長女は私と同じ独立タイプのため、進学する大学が決まり、家から大学までの通学時間が長いとわかった時点で、迷わず一人暮らしする道を選択しました。違う思考タイプの夫は反対しましたが彼女の思いは揺らぐ事なく、一人暮らしするに至りました。そして、一人暮らしを始めて1年半が過ぎますが、何か問題が発生し困って我が家を頼って帰ってきた事は一度もありません(笑)。
もちろん全て一人で対処できた訳ではないようです。様々な悩みや壁にぶつかりながらも、学校の先生や先輩、バイト先の社会人の諸先輩方に相談しアドバイスを受けながら乗り切ってきた様子を、ことが過ぎてから後日談として聞かされるのです。そのたびに「日々成長しているなぁ」と感じると共に「私と同じ独立タイプだけに、一人暮らしを始めた以上親には心配をかけずに乗り切りたかったんだろうなぁ」と改めて似た者同士である事を実感してきました。
◆20才になった娘とのお楽しみ
そして、前々から長女と決めていたのは「20才になったら一緒に祝杯をあげよう!」という約束。誕生日当日は予定があるため、明日その夢が叶います☆(誕生日当日は親と過ごすより、大切な仲間と過ごす方を選ぶあたりも、私としては嬉しく感じます)今後は時折待ち合わせて、杯を交わしながら語り合える日が来ると思うと、本当に嬉しさがこみ上げてきます。
◆2018年は家族について考えさせられた年
2018年を振り返ると、2月に実母が他界し、心落ち着かないスタートを切りました。そして秋には思いがけない出来事が立て続きに起こり、私には珍しく精神的にかなり追い込まれたのですが、長女が私の思いを快く受け止め、私の気持ちを引き上げてくれました。母が去った後は、娘が私の心の拠り所になれるほど成長してくれていたんだと、驚きと共に実感でき、家族の存在に改めて感謝できる、そんな1年でした。
◆来年からのビジョン
長女が20才になり、子育てが1人修了したわけですが、まだ難攻不落の次女の子育てが残っています。次女は私と価値観が大きく違うため、ここまでの子育てでも長女の何倍もぶつかり合い、何倍もパワーがかかってきました。しかし、先日傾聴の会を主催する友人に言われたのは
「長女さんはマコさんにとって居心地のよい存在だけれど、次女さんの方がマコさん自身に様々な気づきを与えて成長させてくれる存在だね」
という一言。まさにその通りだと思いました。実際、今私が仕事にしている統計心理学の学びを深めるきっかけは、次女を理解できずに悩んだ事から始まっています。来年からの目標は、仕事に関する目標だけでなく、次女との関係性をより快適にするという大きな課題を改善できるよう、私の受容力や理解力を上げて行かねば・・・と心しています。毎年作成しているビジョンマップにも書き込む予定。目標や課題を文字にして書き出し、自分でいつも目に留める事で、より高い意識を持って実践していこうと思っています。
何はともあれ、1人育て上げたこの達成感はなかなか心地よいものです(^^)