個性を自信に変えた子どもたち ー世界こどもサミット2018ー

皆さんGWはどんな風に過ごされましたか?私はこどもの日に開催された『第2回世界こどもサミット 2018』に参加してきました。

◆世界こどもサミットの趣旨

このサミットの趣旨は以下の通りです。

こども達の中には、既に自分の生きる道や、行動指針、生まれてきた意味などを大人から教わらなくても理解している子がいます。

そんな天性の才能に溢れたこども達が集合して、可能性を最大限に発揮できるように、こども達の想い・価値観・やりたいこと・夢・希望・創りたい社会など、自分の思ったままを自由に発表する場です。

そして、大人達はこども達の意見に耳を傾けて、全員でシェアするのがこのサミットのテーマです。

 

◆子どもたちに共通していた点

ステージで自分の想いを語る子どもたちはバラエティに富んでいました。

☆生まれる前からの記憶(胎内記憶)を持ち、人がその親のもとに生まれる意味を理解して生まれ、皆にそれを伝え続けている子どもたち

☆目が見えない中、歌とピアノに出会い、東京パラリンピック開会式で国家斉唱する夢を持って歌い続ける女の子

☆いじめの経験から、自分を大切にする学びを得て、大好きな絵を描きながら自分の想いを届けている女の子

☆小学校で全員が同じように学ぶ事に違和感を覚え、小学校に行かない選択をして、自宅学習と興味のあるセミナーやイベントへの参加などを通して大きく成長している男の子

全員はご紹介しきれませんが、彼らがプレゼンする内容や姿に共通していたのは

自分の意見を明確に持ち、それに基づき素直に行動している(自分の気持ちにウソをついていない)

他人との違いを『自分に与えられたギフト』と前向きに捉えている

とにかく好きなことを楽しんで笑顔でやっている

という点です。

特に2つめの『他人との違いを前向きに捉える』点についてはどの子も、そこに到達するまでに深く深く悩み落ち込み、多くの試行錯誤を繰り返してきた事を赤裸々に発表してくれていました。
それだけ悩み苦しんだからこそ、ステージ上で発表している現在の彼らは、自分に自信を持ち、凛とした輝いた表情をしているのでしょう。

 

◆幸福の4つの因子

後半のトークタイムでは、大人も加わり、大人と子どもが教育や平和をテーマに意見交換しました。

その中で、幸福学を研究している慶応大学の前野隆司教授が『人が幸せを感じるための4つの因子』について話されました。それは

1.やってみよう因子(チャレンジ精神)

2.ありがとう因子(思いやり)

3.何とかなるさ因子(ポジティブ思考)

4.ありのまま因子・あなたらしく因子(個性を生かすこと)

の4つです。これを聞いた時、前半でプレゼンした子ども達は、まさにこの4因子を持ってのびのびと生きているんだなぁと気づかされました。

それと同時に、大人(親)は子ども達の4因子を認めて伸ばすべきなのに、 『やってみよう因子』や『ありのまま因子』を抑え込んでいる場面が多いのでは?と感じたのです。

 

◆個性をみつけて伸ばす

AI化が進んだ未来に生きていく子ども達。彼らに必要なのはまさに、一人ひとりが持つ独創的な考え方や特性を伸ばし活かしていくことなのでしょう。しかし、子どもが自分の独創性や特性に気づき、それを尊いものと認識するのは簡単なことではありません。人と違う=自分がまちがっているの?自分はおかしいの?  と思いがちだからです。

そんな時こそ大人(親)の出番なのです!

「他人と違ってもいいんだよ」と伝えて安心させる

他人にはない思考や特性にこそ価値があると教えて認める

その特性を伸ばせるように環境面でサポートする

大人が子どもにできる事はこれが全てなのではないでしょうか?

こどもの日にこども達の姿から大人が多くのことを教えてもらえました(^^)

 

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