ちびっこ相撲での名勝負がSNSで話題になっています。それは、2月11日両国国技館で開催された「第九回白鵬杯 -世界少年相撲大会-」での取組。1分にも及ぶ大相撲の末、粘りに粘った小柄な小学生力士が、倍の体重はあると思われる相手を倒して勝利したのです。Twitterにお姉さんが投稿し、再生回数は840万回を超えています!(動画は #ちびっこ相撲 でチェックできます)
◆得意なことはSNSでオープンに
最近はアルバイト店員のふざけた動画投稿が話題になり辟易していましたが、SNSでは今回のちびっこ相撲のように、誰が見ても「凄い!」と驚き感動できるシーンが広まるべきだと感じます。
特に今回のちびっこ相撲の名勝負は「凄い!」で終わらせる代物ではないと思うのです。
今回の勝負に勝った小学生力士は、標準より細身で相撲向きの体型とは言えません。しかし、取組を見ればわかる通り、彼は既に素晴らしい体幹バランスと瞬時の判断能力を持っているのです。そして取組後の取材では「絶対に負けないぞという気持ちでがんばった」と、精神的強さとポジティブさを見せてくれました。
これを見て、他のスポーツチーム関係者でピンと来た人は必ずいると思うのです。彼は、レスリング・柔道・ラグビーなど、別のスポーツ競技で活躍できる能力を既に持っていると言えるのではないでしょうか。
是非ともこれを機に、彼が自分の体型に適したスポーツを始めてくれる事、更に願わくばどこかのJr.チームが彼に声をかけてくれる事を願っています!
◆適したスポーツに出会うチャンス
日本でも様々なスポーツの習い事が増えては来ましたが、数多く存在するのは水泳・体操・野球・サッカー・ダンス位に留まっています。子ども達が偶然近くにあった教室のスポーツを始めてそれに熱中し素質を伸ばせれば最高ですが、必ずしもそううまくはいかないものです。
それならば、選手を育成する側が、隠れた才能を持った子ども達を積極的に発掘していかなければなりません。各スポーツのJr.育成チームは、選手発掘スタッフを作り、別競技で活躍している子ども達を視察し、自分の担当スポーツで実力を活かせる子ども達を見極めてスカウトしてほしいものです。
そして、チェックする際は(私も担当している)メンタル面も重視すべきポイントです。たとえ身体能力がひとつの個人競技に適していても、精神的に弱く緊張しやすい子の場合、せっかく備えている実力を本番で発揮できない可能性がひじょうに大きいからです。(→このようなタイプの子は団体競技のサポート的ポジションの方が適していると言えるでしょう)
日本のJr.チームではまだこのような発掘体制が完成し切れていません。それならば、やはりSNSの力を借りて、家族や関係者が子ども達の才能を拡散していく必要があるでしょう。これはスポーツに限らず、音楽や芸術等も同様の事が言えます。既に音楽では歌や演奏をSNS発信したのがきっかけで音楽事務所にスカウトされている例も増えています。スポーツ界でも、輝く原石達が競技の枠を超えて活躍できる場とマッチングできることを願ってやみません!

