『女子ソフトボール』で東京五輪がスタートしました。
北京五輪の決勝で金メダルを決めた瞬間と、選手達に持ち上げられた上野由岐子投手が解説席にいる宇津木妙子さん(前監督)に向かって何度もガッツポーズをする姿は心に焼きついていますし、いま思い出しただけでも胸が熱くなります!その後五輪競技種目に選ばれなかったソフトボールが、東京五輪で13年ぶりに復活します。
◆上野由岐子投手は未だ健在
13年たった今でも現役選手として投げ続けている上野選手は、東京五輪初戦翌日に39歳を迎えます。そして次回のパリ五輪の実施種目にソフトボールは入っていません。東京五輪を『最後の五輪』と考えて全身全霊で挑んで来るでしょう。インタビューでは
「試合前はわくわく感しかなかった」
「興奮し過ぎないように、気持ちを抑えて投げ急がないようにという思いで立ち上がった」
と、さすが五輪や世界選手権を何度も経験しているベテランらしいコメントが聞けました。
◆頼れる二刀流
今回はもう一人頼れる選手がいます。藤田倭選手です。
大谷翔平選手のように『二刀流』で挑む藤田選手は、初戦(オーストラリア戦)で投手機会はなかったものの、見事にHRを放っています。
常に上野投手と比較される藤田選手ですが、本人は
「上野さんを超える必要はない」
「自分の個性を活かして上野さんのレベルに達すればよいと思う」
と自分のペースを崩しません。このコメントからも独立タイプである事はわかります。
あらためてこの2人の統計心理分析タイプを調べてみると、本質タイプは2人共同じ独立タイプのグリーンでした。一度やると決めたらマイペースに忍耐強くやり遂げるその姿や弱きを助ける正義感の強さから、周りの多くの人達に頼られる親分気質です。
ベテランの上野投手と、投打でチームを引っ張る藤田選手2人の存在が、日本代表チーム全体に安心感を与えているのでしょう。
◆日本代表メンバーのタイプ傾向
他の日本代表メンバーの統計心理タイプを見てみると、大半の選手がチャレンジ精神の強い『希望タイプ』でした。親分肌でどーんと構えた上野選手と藤田選手の後ろ盾があるおかげで、大舞台でも多少のリスクは気にせずガンガン挑戦できる希望タイプのバッター達、というひじょうにバランスの取れたチーム構成になっています。
初戦のオーストラリア戦では、先発の上野投手が大事に投げ過ぎて本調子とはいえない立ち上がりでした。しかし、こんな時は打線が上野投手を援護してくれ、3本のHRにより5回コールド勝ちという大勝で初戦を飾りました。
また、抑え投手の後藤選手は若干20歳の若手ですが、統計心理タイプは大舞台が得意な直感タイプです。大先輩2人がいれば安心して五輪の大舞台で輝いてくれるのではないでしょうか。
仲間で支え合うチームプレーや、投手が一球入魂で投げ続ける姿は、球場のある福島県の人達の心にも強く響くことでしょう!!このままの勢いとチームプレーで勝ち上がり、決勝で強豪チームを破り2大会連続で金メダルを獲得してもらいましょう!!