今月、下の娘が無事20歳になりました。形の上では「子育て終了!」です。
4歳上の長女がいるので、子育て期間24年間を振り返ってみると、私にとって必要な学びの期間だったように感じます。
◆意外に楽だった1人目の子育て
1人目の子育てはパパママともに初めての事ばかりで、緊張しながら子育てしている人が多いでしょう。我が家も同じくで、日々「こんな事もあるんだねぇ」と驚いては日記に記していく子育てでした。
ただ、今ふり返ってみると、我が家の場合1人目にしては比較的楽な育児だったように感じています。(その理由は後に知る事となりました)
・私が伝えたい事は言葉で伝えれば理解し納得してくれる
・学校や友達関係で悩み事にぶつかった時も、私からのアドバイスがすんなり受け入れられる
・興味関心事が似ていたので、一緒に楽しめる事が多数あった
という関係性でした。
そして2人目を授かり女の子だとわかった時、私が即座に感じたのは
「楽に子育てできそう♪」という楽観的な予測でした。
長女は、人一倍のお世話焼きタイプ。幼稚園で泣いている子がいれば、知らない子でもハンカチで涙をふいてあげ隣に座って慰めていたと言います。幼稚園登園の同じバス停の年少年中のママさん達からは「○○ちゃんには毎朝本当にお世話になりました」と卒園時に餞別のプレゼントをいただいた程でした(笑)。そんなお姉ちゃんのいる元に生まれた次女を、長女は予想通り一緒によく遊び世話も焼いてくれ、当初はさほど手もかからず順調に2人の子育てが進んでいったのです。
◆壁にぶつかった2人目の子育て
ところが、次女が小学生になった頃から、私と次女の会話が嚙み合わない事が増えてきたのです。
学校で嫌な事があると、ため息をつきながらしょげて帰宅。「何があったの?話してごらん」とキッチンから声をかけても黙ったまま、という場面がよくありました。
また、夕飯準備でガス台で火を使っている時に「ママ、今日ね・・」と隣に来て楽しそうに話しかけてくる次女に
「今ママ大変なの、わかるよね?夕飯準備できたら聞くから待ってて」
と言うと、急に不機嫌になり、部屋に入ったきりリビングに戻ってこない。。
「夕飯準備できたよ。今なら話聞けるよ」
と声をかけにいくと
「さっき聞いてほしかっただけです!!もういいです!!」
と怒りモードで(あえて)敬語で話されてドアをバン!と閉めて出てこない。。
なんて事も。
長女の場合、同じシーンでも「待ってて」と言えば、
「はーい!じゃあ夕ごはんの時に聞いてね!」
で完結した会話が、次女の場合そうはいきませんでした。
「なんで長女と次女、こんなに違うのー???」
と意味がわからず、育児情報を検索しながら頭を抱える日々でした。
◆子どもの価値観は親でも変えられない
様々な情報を探る中、統計心理学(人の個性や価値観をビッグデータを基にタイプ分類したもの)に出会ったのです。学べば学ぶほど「なるほど!」の連続でした。
「だから次女はこういうリアクションをしたのか!!」
「だから長女と私の間では問題が起こらなかったのか!!」
と、からまった紐がほどけていくような心地よい『謎解き感』を感じたのを今でも覚えています。
そして
「次女に何とかして私の考えを理解してもらおう!」
と思っていた私の姿勢が間違っていた事にも気づきました。
☆子どもでも自分なりのこだわりや価値観を生まれ持っている
☆親子であっても価値観や素質が似ていず 大きく違う場合がある
☆違いは親でも変えられないし、変えようとする行動はNG
だとわかり、そこから次女と私の関係性が大きく変化していったのです。
(続きは【その2】へ・・・ http://makokouno.main.jp/wp/4379/ )
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