わが子との価値観の違いを受け入れる 【その2】

さて【その1】のブログ  http://makokouno.main.jp/wp/4374/では、

育児に悩む中で『統計心理学』に出会い

★次女と私(母)は価値観や考え方が根本的に大きく違うこと
★自分と違うタイプの子どもの考え方は、教育・指導しようとしても変えられないこと
★自分と違う価値観や考え方の特徴を受け入れて「相手に伝わりやすい言動」をすること

などを学び、日々の関わり方を改善した事で、次女とコミュニケーションでぶつかる頻度は大きく減っていきました。

そして、長女と次女も統計心理学をもとにお互いの考え方の違いを客観的に捉えるようになっていったのです。時々意見が対立しても「まぁ価値観タイプが違うから仕方ないよね」といった具合に相手に歩み寄れるようになったのは大きな変化であり、大きな成長だと感じました。親子や兄弟姉妹は遠慮がない分、感情をぶつけ合いがちですが、自分達の状況を客観的に見て冷静に考える事がひじょうに重要だと、こんな2人の会話を日々聴きながら改めて感じていました。

◆違いは続くよ、どこまでも

人は1人では生きていけません。どんな環境でも他人とのコミュニティの中で、お互いの意見を受け入れ合い折り合いをつける事は必要です。ただし、「自分の考えを他人に発信できる強さ」や「他人の違う考えを受け入れる心の広さ」は個々に違います。
次女の場合、人生経験が浅い事もあるのでしょうが「きちんとしていない人を受け入れる度量」がまだ小さいようです。大学やバイト先で上記のような人と関わった際「なんでちゃんとやらないの?」という思いが「イライラ」や「怒り」の感情に変わり、大きなストレスとなっているようです。そして、溜まったストレスの発散先が「私」なのです。
もし私が次女と同じ思考タイプなら、次女のイライラに心底共感でき、彼女の気持ちを落ち着かせる最適な返答ができるのでしょう。しかし私は思考タイプが大きく違います。彼女の話を聴き気持ちに寄り添ったつもりでも、そこは「頭で考えて合わせている」状態なので、いまだに彼女の地雷を踏んでしまう事もあり、そのたびに「またミスった」と心の中で1人反省会をしています(ToT)

「線路は続く~よ~、ど~こまでも~♪」という童謡がありましたが、価値観の違いも永遠にどこまでも続いていくのでしょう。

◆自分の感情を落ち着かせる方法

価値観の違いは永遠に続くという事実がある中で、違うタイプ同士がムダにぶつかり合い傷つけ合わないためには、相手の価値観を客観視して頭で理解するだけでなく、更にプラスして
『自分のイライラを落ち着かせる方法』を身に着けておく必要がありそうです。そうすれば、意見が対立してイラッとした時でも、相手にストレートに感情をぶつけずに済むからです。

私の場合は
・まずイライラした場から離れる(トイレに行く・買い物に行く・カフェに行く)
・友達と思いっきり本音トークする
・好きな曲を聴いて一緒に歌ったりLIVEに行って大声を出して発散する
・映画鑑賞してストレスフルな状況を一瞬忘れる
など。

次女の場合は
・自然に囲まれる場に身を置く(近場のお気に入りは新宿御苑)
・何も考えずに歩き続ける(マインドフルネス散歩)
・私(母)に話を聴いてもらう
などなど。

最後の「私(母)に話を聴いてもらう」は、今後は話す相手を私ではなく『私以上に理解してくれる近しい価値観を持った親友』に移行した方が、彼女の気持ちがより早く楽になると思っています。そこは焦らず気長に待つとします。

親と子は永遠に取り替えられない間柄です。それならば、双方で工夫を重ねて
『傷つけ合わずに並んで歩く道』
を今後も進んでいきたいと思っています。

皆さんはどんな親子関係ですか?お互いを大切に思う気持ちを忘れずに並んで歩いていきましょう♪

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