五郎丸選手と同じ志向タイプにはこんなスポーツが向いている

 

ラグビーワールドカップで一躍『時の人』となった五郎丸歩選手。オーストラリアのスーパーラグビーチームレッズ入団を発表しまたもや注目を集めていますが、その会見内容に五郎丸選手の志向が垣間見えました。

レッズを選んだ理由

「4年間ずっとジャパンでやって家族との時間があまりに少なかった。レッズなら家族と一緒に行ける」

このコメントは予想外と感じた方もいたのではないでしょうか。

サンウルブズ入団の可能性も噂される中、2つのチーム内環境や五郎丸選手への提示条件を比較すると思いきや、彼が最も重要視したのは『家族との時間』だったのです。

彼が23歳と比較的若い時期に結婚した理由のひとつは「自身がプレーしているところを子どもに見せたかった」から。2人の息子に自身がラグビーで活躍する姿を焼きつけたかったのでしょう。

同じ海外チームでもサンウルブズの場合、合宿と遠征が大半になるため家族との時間も同様に半減します。

それに対し、レッズは本拠地での活動が多く家族と共に過ごせるため、彼の願いも全て叶うのです。

また「レッズのあるブリスベンは海も近いので趣味の釣りをして家族と楽しい時間を過ごしたい」と

彼にとって『家族と過ごす時間』が最高の充電タイムなのです。

五郎丸選手のi-color

彼のi-colorイエロー。上記コメントからも予想できる通り、自分の事よりも大切な人の方に気持ちが向いている人志向タイプです。

以前書きましたサッカーの武藤嘉紀選手も同じ人志向タイプ。海外移籍決定を機に婚約し奥様と共にドイツで生活する道を選択していました。家族の存在が必要不可欠な志向タイプなのです。

今回のワールドカップ終了後の会見で五郎丸選手は「お世話になった方々に・・」と言った途端に涙が堪えられずコメント出来なくなったシーンがありました。

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応援して下さった方々やお世話になった方々が頭に浮かんだ瞬間、目標の決勝トーナメントに進出できず皆さんの期待に応え切れなかった悔しさがこみ上げてきたのでしょう。

また、五郎丸選手のi-colorイエローの特徴は、人志向タイプの中でも特に人に対する気遣いや配慮ができる上に目立つ事を好みません。こんなに世界中から注目されても浮かれる事なく控えめな彼の姿勢にその特徴は顕著に表れています。

人志向タイプをスポーツで活かすには

では、こんなに心優しい人志向タイプはどんなスポーツが適しているのでしょうか。

競技ごとに比較してみると、団体競技でその特性を活かしている人の方が数多くいます。自分1人きりで戦う個人競技より、大切な仲間と共に戦い共に喜びを分かち合える団体競技の方が精神的にも安心できるのでしょう。『仲間と共に』が彼らのモチベーションポイントなのです。

但し、個人競技で人志向タイプのアスリートが多く存在する競技もあります。特に多いのは柔道です
その理由のひとつとして柔道には団体戦があります。「皆で団体戦の勝利を掴もう」と気持ちをひとつにする点が、個人戦でありながら団体競技と近しく感じられ、人志向タイプの選手が本領を発揮しやすいのでしょう。
また「道」の競技として勝利を大袈裟に喜ばない精神性も魅力に感じるのでしょうか。

指導者や家族のために

次に、個人競技選手のコメントに注目してみました。

最も多く聞かれるコメントは「この ○ 年間練習してきた成果を100%出し切れるように頑張ります!」という主旨のものですが、これは自分志向タイプの選手のコメントです。

それに対して人志向タイプの個人競技選手にはまた違った共通点があります。彼らが発するのは

「お世話になった監督や家族のために」

「応援して下さるファンの皆さんに笑顔になってもらうために」

という主旨のコメントばかりなのです。

つまり個人競技であっても「自分1人のためじゃない。皆に喜んでもらうために頑張ればいいんだ!」と考え方を切り替えた方が、1人で全てを抱え込むより実力を発揮しやすいようです。

もし個人競技で極度の緊張やマイナス要因が頭から離れずなかなか実力を発揮できないお子さんがいたら「1人じゃないんだよ。コーチも家族の皆も横にいると思っていつも通りやってごらん」と笑顔で声をかけてあげると、余計な心配が消え肩の力も抜けるのではないでしょうか。

まとめ

心優しい人志向タイプがスポーツで本領を発揮するには

☆団体競技で仲間と心をひとつにして頑張る

☆個人競技の場合「コーチや家族に恩返しするため、応援してくれる人達を笑顔にするため」という方向に気持ちを持って行く

のがポイントになりそうですね!

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