WBC準決勝 雨が吉と出た投手、凶と出た野手

WBC準決勝の日本対アメリカ戦が終了し、日本は投手陣が健闘しつつも惜敗。侍JAPANの戦いが終わりました。

準決勝を含め、今回のWBCで感じたことをi-colorを絡めながらいくつかまとめてみます。

◆雨が大きく影響した日米戦

滅多に雨で試合が中断することもないドジャーススタジアムに、朝から霧雨が降り続いていました。

雨と言えども、日本代表もアメリカ代表も条件は同じ。しかし、投手と野手では影響度合が大きく違ったようです。

 

日本の先発菅野投手は、先日のWBC戦より切れのある好投を続けていました。

菅野投手は雨のピッチングに全く苦手意識がないとのこと。

また、アメリカのボールは滑りやすく日本人投手は手こずる選手が多いようですが、今回は雨のおかげで指のかかりが良かったのでは?とも言われています。

 

◆守備で苦しんだ野手陣
WBC松田&菊池エラー

雨で予想以上にきつかったのは野手のようでした。雨で湿った人工芝の上では球足の速さもバウンドも変化しやすくイレギュラーしやすい悪条件。そんな中、WBCでスーパープレーを続けていた菊池選手と松田選手の両選手に守備でミスが出たのは痛かったです。

とはいえ、菊池選手は

「菅野に悪いことをした。何とかしたい気持ちで打席に入った」

という思いをバットに込め、見事に雨の中ホームランを放ってくれました!!さすが【直感タイプ】らしい大舞台と注目どころの勝負強さは準決勝でも健在でした。

◆頼みの打者陣が不発では勝てず

守備にミスがあってもそれを覆してくれるのが、期待のパワーヒッター達のバッティングです。

しかし今回のアメリカ戦では、山田哲人選手・中田選手・筒香選手・坂本選手が揃って打てず、大リーグ投手陣にきっちり抑えられてしまいました。

前半のロアーク投手好投の後、毎回ピッチャーを替えてきたアメリカの作戦勝ちとも言えるでしょう。

特に【直感タイプ】であり、アメリカでの練習試合でも快音を響かせていた筒香選手に大事な場面でヒットが出なかったのは残念でなりません。

これを大きな課題として、次回WBCで必ずや結果を出してほしいと願うばかりです。

(また「たられば話」は言っても仕方ありませんが、もし大谷選手が選手登録されていて、ピッチングはできないまでも、準決勝戦にDHで出場していれば何かが起こったのでは・・と思ったのは私だけではないでしょう)

 

◆WBCで海外から注目された直感タイプ選手    


WBC直感3選手

準決勝で敗退したものの、WBCで予想以上の活躍を見せ、海外でも注目を集めた選手が数名いました。

i-color別にあげてみると

◆共感タイプ:菅野投手

◆独立タイプ:牧田投手

◆直感タイプ:千賀投手・菊池選手・筒香選手

です。

特に海外ニュースでも数多く取り上げられていたのは

【直感タイプ】の3選手=千賀投手・菊池選手・筒香選手でした。

大きな大会になるほど「自分の出番」とスイッチが入り、いつも以上に切れ味の良いプレーも発揮できる、直感タイプならではの活躍だったと思われます。

直感タイプの選手については下記ブログ↓にまとめていますのでご一読ください
【WBCの大舞台で最強スイッチが入る<直感タイプ>】
http://makokouno.main.jp/wp/2101/

◆共感タイプバッテリーの強固な信頼関係    


菅野×2

【共感タイプ】の菅野投手&小林捕手のGIANTSバッテリー
は、準決勝戦ではまさに阿吽の呼吸で、見ていても気持ちの良いリズム感のあるピッチングでした。

菅野投手の表情からはゾーンに入ったような気迫も感じられました。小林捕手の菅野投手を信頼した攻めた配球も、WBCを経験して捕手としてワンランクアップした証と言えるでしょう。

そして大リーグのオールスター級打者陣を相手に、6回1失点自責点0のピッチングは、アメリカのリーランド監督も驚愕&絶賛のコメントを残しています。

 

菅野投手は試合後のインタビューで

「小林を信じて投げました」

「自分を指名してくれた小久保監督に何とか恩返ししたかった」

と、まさに仲間への信頼感と恩返し精神を常に持った【共感タイプ】ならではのコメントが聞かれました。

【共感タイプ】は大きな大会では重責を感じ過ぎ、実力を出し切れないケースも多く見られますが、このバッテリーの強固な信頼感はそれを振り払うものがあったようです。

菅野選手のi-colorはイエロー。控えめながらも実績を積む事で自信をつけていくのがイエローの特徴です。WBCの経験を糧に、今シーズン菅野投手の更なる活躍に大いに期待したいところです。

◆いつか観たい『本当の選抜チーム対決』

毎回白熱した試合を楽しませてくれるWBCですが、各国全てのチームがベストメンバーで戦っているとは言い切れません。

侍JAPANも、現在アメリカで中心選手として活躍している面々は誰も出場していないのが現状です。シーズン直前というのが一番の要因でしょう。

今後のWBCは、開催時期や選手選出ルールを是非とも再度検討した上で、本当の国別オールスターメンバーでの対決を見せてほしいものです!!

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