羽生選手がワンオクの歌詞に共感する理由

統計心理分析をもとに、目標達成に向けたアドバイスやコミュニケーション改善をお手伝いしています河野真杞です。

個々の価値観や志向タイプの分析とアドバイスを日々続けているため、アスリートのインタビューやドキュメンタリー番組を観ていると、その発言から「この人はこのタイプだろう」という予測をたてながら観るようになっています。

今回はフィギュアスケートを観ていて気付いた「ある2人の共通点」について。

◆上を目指し続ける羽生結弦選手

先日フィギュアスケート世界選手権のフリーで、今シーズン最高の演技を披露し、ショート5位から大逆転優勝を果たした羽生結弦選手。

彼のメンタルの強さとモチベーションの高さの右に出る者はいないでしょう。

「負けてたまるか!という怒りの感情が原動力になる」

「トラブルだっていいきっかけになるんですよ」

「プレッシャー、大好きですから」

「王者になる。まずそう口に出して、自分の言葉にガーッと追いつけばいい」

「期待される感覚が好き。それはプレッシャーじゃなくて快感なんです」

と羽生くん語録も山のように出てきます。

 

そんな彼は、ソチ五輪で金メダリストになった後も「上へ上へ」と目標を掲げて成長し続けています。

確かに、4回転ジャンプが当たり前になりつつある進化著しい男子フィギュア界で、現状維持ではあっという間に遅れを取ってしまうでしょう。

◆羽生選手のパワーアップソング

大きな目標に向かって日々努力を重ねている羽生選手でも、試合直前は多少の緊張と不安を感じるようです。そんな時はONE OK ROCK の曲を聴いてモチベーションを高めていると言います。

特に今シーズンは、どの大会でもショート・フリーいずれかでジャンプにミスが見られ、本人が納得のいくような演技には到っていませんでした。

そして今回の世界選手権の試合直前、彼を勇気づけたONE OK ROCK の曲は『未完成交響曲』でした。歌詞の一部抜粋は以下の通り。

 

ONE OK ROCK_未完成交響曲

☆100点じゃないこの僕に100点つけるのは他でもない僕自身だ

☆大切なのは自分が自分であること

ミュージシャンの場合、歌詞を見ればその歌を作った人の志向タイプがわかります。

ONE OK ROCKのボーカルTAKAのi-colorは【独立タイプ】のオレンジです。

彼の歌は一貫して

☆周りなんか気にするな

☆自分の人生を自分らしく生きよう

という、まさに【独立タイプ】全開の内容です。

 

そして羽生選手も同じくi-color オレンジですから、この歌詞が心にダイレクトに響き渡ったのでしょう。

「この曲の歌詞に勇気づけられました」

と話しています。

そして、他の選手を意識し過ぎず自分らしい最高の演技をすることに集中し、見事最高得点を叩き出して優勝したのです!!

今回のフリーの演技に対して、自分に100点をつけているかもしれませんね。

 

(ちなみに、私と長女もかなりのONE OK ROCKファンなのですが、実は私たちもi-colorオレンジ。LIVEでは一緒に大声で歌いながらモチベーション上がりまくっています(笑))

◆自分にとってのパワーアップソング

精神的に参っている時は、泣ける歌で思いっきり泣いてストレスを発散したり、逆に元気いっぱいの歌を聴いて気持ちを奮い立たせようとする人もいるでしょう。

私からおススメするのは

歌詞に心底共感できる歌=自分と同じ志向タイプのミュージシャンが書いた歌

です。価値観が近しい人の歌詞を聞けば、言葉がスッと心に入ってきて、無理せず自分らしさを取り戻せるのではないでしょうか。

 

自分にとっての「パワーアップソング」はありますか?

そのミュージシャンはあなたと同じ志向タイプかもしれませんね♪

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