今年も箱根駅伝を観ながら新年をスタートしました。箱根駅伝は様々なドラマが生まれやすい大会です。今回も、往路での青学の予想外の失速や、復路では強い北風の影響で足を攣りそうになりながら、それでもタスキを繋ぐべく走る選手が数多くいたようです。
応援していた母校青学の5連覇とはなりませんでしたが、優勝を目指して最後まで諦めず、徐々に順位を上げていく選手達の懸命の走りからパワーと感動を分けてもらえました。そして、精鋭選手を揃えながらも箱根では結果を残せていなかった東海大学が、弱点とされていた持久力不足を過酷なトレーニングで克服し悲願の初優勝を果たした姿には、心から拍手を送りたい思いでした。
しかし、どんなに練習を積み体調を整えて臨んでも、必ずしも思い通りの走りが出来ないのが箱根駅伝とも言えるでしょう。そして、1位でタスキを受け取る選手も、予定より遅い順位でタスキを受け取る選手も、個々のメンタル特性によってその時の気持ちのあり方は大きく違います。こんな時こそ、選手一人ひとりの精神状態をベストに保つためのメンタルサポートが重要だと実感しました。箱根駅伝を見た上で改めて
“今年も1人でも多くのアスリートが本番で最大限の力を出し切れるよう、メンタル面で選手の支えになるアドバイスを実施し全力でサポートしていこう!”
“そして『選手やチームの勝利』という明確な結果に繋げよう!”
と心に誓いました。
◆初詣は勝ち守りの徳大寺へ
新年のお参りは上野の徳大寺へ。徳大寺は、開運・勝利の守護神 摩利支天様が祭られている寺院です。初めて足を運んでみると、階段には「亥」の絵が描かれた提灯が並べられていました。今年の干支を描いたのかなと思いきや、階段を上り切ると「亥の力」と大きく書かれた台座の上に亥の石像が!なんと、摩利支天様にお仕えしていたのは亥で、亥の上に乗った摩利支天様の絵も飾られていました。亥年の2019年に、猪突猛進の亥のパワーを分けていただくべく、石像を触って今年の目標を唱えてきました。
そしてお参り後、「勝」の文字が大きく書かれた勝ち守りを入手しました。その他にも、スポーツごとに「上達の御守り」もありましたので、スポーツ選手やそのご家族は是非足を運んでお参りし、御守りを入手してみてはいかがでしょうか?
◆神頼みは他力本願?
先日、受験を目前に控えた保護者様から珍しいご相談を受けました。それは
「うちの子は神社に合格祈願に行きたくないと言うのです。理由は自分の実力で合格したいからだと」
というものです。受験生からこの言葉が出るとは頼もしい限りです。そこで改めて、合格祈願のお参りの意味を考えてみました。
前述の受験生は、もちろん独立タイプのお子様でした。「本番は実力を出すだけ。それ以上も以下もない」と考える独立タイプの受験生にとって神社参りは不要なのかもしれません。ただ、ひとつだけ知っておいてほしい事があります。それは、神社の本殿には必ず「鏡」があることです。
神社では多くの人が「今年は〇〇できますように」と神様にお願いするケースが多いようですが、実は神様にお願いしているのではなく、鏡に映った自分に向かって自分自身の思いを宣言し、その姿を神様が見ていらっしゃるとも言われています。私もこの考え方は正しいと感じているため、お参りの際は
「私はこれからも〇〇して〇〇の夢を実現します!」
と言い切りの形で宣言しています。神頼みしたくないという前述のようなお子さんでも
「神社は自分自身に今の目標や思いを宣言する場だから、改めて自分に言い聞かせるつもりで行くといいんじゃない?」「その姿を見たら、神様も本番で実力が出し切れるようにしてくださると思うよ」
と声かけすると、「それなら行く価値はあるかも」と心動かされるかもしれません。それでも行きたくないと言うならそれでOKなのです。
逆に、受験本番に向けて不安な思いでいっぱいの受験生は、神頼みの形で神様に目標を後押ししていただけるようにお願いするのもよいでしょう。ただし自分の努力を抜きにした神頼みは神様も認めてくださらないと思うので、「自分の努力ありき」でお願いすることをオススメします。
お参りでも目標設定でも、重要なのは「自分の気持ちをベストな状態に持っていくこと」です。そのために何をすべきかを考えて行動できると、夢や目標にはどんどん近づいていけると感じます。
2019年も多くの人達が自分の夢や目標を実現できるように心より願っています♪