コロナ禍にチームの団結力を高める方法

現在、複数の大学・高校のスポーツチームアドバイザーとして定期ミーティングやセミナーを継続的に行っていますが、今年はコロナ自粛により地方チームには直接訪問した活動ができていません。その替わりにオンラインを駆使して、ビデオミーティングやオンラインでの個別サポート等を実施していますが、直接会って話せないのが辛いところです。そして、コロナ禍ならではの問題も出てきています。

◆担当チーム内で問題発生

ある担当チームで「選手の意見の対立によりチームワークが乱れ始めている」という問題が起こりました。原因のひとつは、コロナ対策として寮内で共に行動してよいメンバーが少人数に限定されてしまい、チーム全体でのコミュニケーションが滞り始めていたため。日々自由に行動できないストレスが溜まる中、いつの間にか選手間に気持ちのすれ違いが多発していました。

◆チームメンバーの気持ちを繋ぎ直す作戦

いつもならチームを訪問してセミナーやグループワークを行うのですが、今回はこんな状況下でそれはかなわないため、新たな一策を提案しました。それは

チーム全員で映画鑑賞してもらう

というものです。

今回鑑賞してもらった映画は『部活内あるある』がてんこ盛りの学園モノの映画でした。

・絶好調の時にケガをしてしまう

・自分の技術力不足を先輩に厳しく指摘される

・努力しても大会出場メンバーに選ばれなかった

・大会で負けてしまう

・主将として1人で頑張り過ぎてしまう

・卒業生のようにチームをまとめられない自分にイラつく

・単独行動をして部内メンバーに怒られる

・部活と恋の狭間で気持ちが揺らぐ

などなど。

つまりこの映画を見れば、今回のチームメンバーは必ず登場人物の誰かに共感できる内容なのです。そして、映画内に出てくる様々な登場人物の本当の思いを感じ取ることができるのです。

幸いにも、このチームは本当に素直なメンバーが多いため、映画鑑賞後は映画のワンシーンをマネて、選手全員で円陣を組み、映画内と同じ声出しをしているところを動画撮影して、気持ちを通じ合わせてくれていました(^^)

◆自主的に動ける強さ

その後も、競技とは離れた内容で『チームビルディング活動』と称し、選手がアイデアを出し合い、選手同士が今まで以上に会話しやすくなるゲーム等を実践してくれています。ひとつヒントを与えればその後は自走してくれる反応の良いチームは、問題解決も速いですし成長速度も速いです

コロナ禍でもできるサポートはあるものです(^^)b

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