昨日は次女の期末テスト返却日でした。いつになく嬉しそうに帰ってきたので、成績が良かったのかな?と思い聞いてみると、意外な返事が返ってきました。
「勉強嫌いで赤点取りそうな男子達が、みんな赤点取らずに済んだんだよ~!」と。
実は最近、次女は試験前になるとクラスメイトの男子3人ほどの勉強をサポートしているのです。詳しく聞いてみると、男子の性格に合わせてサポート方法も変えていました。
◆同級生の勉強サポート:A君の場合
A君は次女と仲良しの女子友達〇ちゃんに好意を持っていました。それを知っていた次女は
「今回赤点を取らなかったら、〇ちゃんの写っている写真あげるよ♪」
とご褒美で釣ったのです(笑) これには勉強嫌いなA君も
「めちゃくちゃやる気出てきたーー!!」
と言って奮起し、次女にも自ら勉強を教わりに来る等いつになく頑張り、見事赤点を免れたそうです。『愛の力は強し』です♡
◆同級生の勉強サポート:B君の場合
得意科目と苦手科目の落差が大きいB君とは、お互いの得意科目を教え合うという約束を取り付けたそうです。今はSNSがある時代ですから、夜中でもSNSで質問と解説を繰り返しながら、お互いの成績アップを図り、こちらも見事成功。お互いの苦手科目の成績を上げ、B君は今回は赤点を取らずに済んだそうです。
◆同級生の勉強サポート:C君の場合
3人の中でも一番穏やかな性格で、次女の良き相談相手でもあるC君。次女の性格がきつめな事もあり、立場はいつも次女の方が上の関係性です(^^;)
彼には早朝から学校で待ち合わせて勉強を教えたり、試験直前になると次女がC君に日々課題や目標を課したりしながら、結構厳しめのサポートをしていました。すると、ある日C君から
「ぼくは目標を持たされるとそれがプレッシャーになって勉強がはかどらない」
「だからもうマイペースにやらせて」
と言われたそうです。それを聞き、次女が何をしたのか聞いてみると
「わかった。じゃあもう課題も目標も出さないけど、もし赤点を取ったらもう友達の縁を切るから。話しかけても答えないからね~」
という冷酷なルールを提案したというのです(ひどい!)。これにはC君も
「それだけはご勘弁を~!」
と言いながらも渋々受け入れてくれた様子。そして、その後今までのような細かなサポートはしなかったものの、無事赤点は免れたそうです。
次女の名誉のためにも補足すると、C君と友達の縁を切るなんて、次女には絶対できません。それはC君もわかりつつも「もしかしたら本当にそうされるかも・・」という一抹の不安を抱えつつ頑張って勉強してくれたようです。(C君、頑張ってくれてありがとう!)
◆次女が友人の勉強サポートをする本当の理由は
「そこまでして友達の勉強サポートをするのはなんで?」
と私は次女に素朴な疑問を投げかけてみました。すると次女は
「だって赤点取り続けて成績が足りないと、来年同じ学年に進級できないんだよ!」
「あと2年頑張って、学年全員一緒に卒業したいじゃん」
と言うのです。
次女は、仲間意識の強いi-colorオリーブ(共感タイプ)です。自分だけ良い成績を取ったり、自分だけ希望の大学に入学できても嬉しさ半減なのでしょう。
性格のきつさゆえ「その言動はいかがなものか?」と思う事も多々ありますが、次女を理解してくれる良き友達が多くいるようでありがたい限りです。
どうか学年全員がこのまま高3まで共に進級し共に卒業できる事を、母としても心から願う限りです(^^)