【卓球】努力派の伊藤美誠と天才肌の水谷隼の五輪活躍に期待大!

8月開催予定のリオ五輪に向け、各スポーツも佳境に入ってきました。

卓球世界選手権では男女共に銀メダルという輝かしい結果を残してくれました。中でも注目の伊藤美誠選手と、男子のエース水谷隼選手についてi-colorを比較しながら見てみました。

◆本番でも慌てない自分軸タイプの伊藤美誠選手

若干15歳でありながら、世界大会でのあの落ち着きっぷりには多くの人が驚かされた事でしょう。試合後のインタビューでも「楽しかったです」というコメントが何度も聞かれました。緊張感よりも試合ごとに得るものが多く楽しめてしまうまさに肝の座った伸び盛りの選手です。

伊藤美誠選手のi-colorは自分軸を持ったグリーン。どんな場面でも自分のペースを崩さずにいられる本質を持っています。卓球やバドミントンのような瞬時の判断が要求されるスポーツでは直感タイプのアスリートの活躍が目立っています。その中で地道に練習を繰り返しここまで強くなった自分軸タイプの伊藤選手。その練習量は凄まじく幼少期でも夜中の2時まで練習していた事もあるというから驚きです。

ダブルスを組んでいる平野美宇選手も同じく自分軸を持ったi-color(オレンジ)です。近くにライバルがいた方がモチベーションが上がる自分軸を持った2人ですから、お互いダブルスを組みながらも切磋琢磨し成長していくという相乗効果が見込めるひじょうに良い関係性のペアだと言えるでしょう。

フィギュアスケート男子では羽生結弦選手と町田樹選手がこの関係性でした。2人は共に自分軸を明確に持ったi-colorオレンジ。羽生選手に僅差で負けた試合後、町田選手は羽生選手本人を前に「次の試合ではぶっ潰しに行きます!」と本音のコメント。その挑戦を嬉しそうに笑顔で受け取る羽生結弦選手。見ていて気持ちのいい程、真向勝負の良きライバルでした。町田選手が早々に現役引退してしまったのは本当に残念でしたが、彼の中では最後の演技で実力を出し切りスケートでの自身の目標を成し遂げ、大学での研究という次の目標にスイッチを切り替えたようです。

◆天性のセンスを生かす直感タイプの水谷隼選手

伊藤選手に対し、水谷隼選手は天性のセンスを持った直感タイプのi-colorロイヤルブルー。幼少期から世界で大活躍する自分の姿を夢見るタイプですから、中学時代から強豪ドイツを拠点にトレーニングしていたのも頷けます。

そしてこのタイプの一番の特徴は『練習嫌い』そして『努力する姿を他人には見せない』事です。

水谷選手は親の勧めで卓球以外にもピアノ・習字・そろばん等多数の習い事に通わされ半ば辟易としていたようですが、その中でも一番楽しかったのは週1回の少年団での卓球の練習だったと言います。その理由を聞くと「少年団は父が結成したもので、両親共に他の選手の指導が忙しい分、自由に練習できたから」。決められた練習をやるより、自分のその時の気分に合わせて自由にやりたい直感タイプらしい返答です。

また、卓球は日々の練習の中で各自新しい技を編み出し身につけていきますが、これは企業秘密でもあるでしょう。他人の見ていないところで創意工夫して決め手となる技を考え、特訓を重ねて実践できるまでに仕上げ、大きな試合で披露して相手選手や観客をあっと言わせる。サプライズ好きな直感タイプにはピッタリの競技だとも言えるでしょう。

直感タイプのもう1つの特徴は、ピンチの時こそやる気スイッチが入る事。今回の世界選手権での水谷選手も、最初の2セットを先取された後にスイッチが入り3セット連取して逆転勝利した試合がありました。ピンチの時こそ「ここからが実力の見せどころ」と思えるメンタルの強さは頼もしい限りです。

◆まとめ

世界最強中国チームの壁は未だ高く立ちはだかっています。しかし、今回の世界選手権での日本選手陣の戦いぶりから僅かながら勝機が垣間見えました。急成長の女子伊藤美誠選手と男子の柱水谷隼選手を中心に、リオ五輪で更なる好勝負が見られる事を期待しています!!