コロナによる自粛要請が長引く中、他者とのコミュニケーションを求めて各所でzoom等を使ったオンライン会が行われています。私は仕事では以前からオンラインミーティングを定期的に活用していましたが、今回の自粛生活が始まってからオンライン飲み会に参加する機会が増えています。
先日は統計心理分析を学んでいる仲間とのオンライン飲み会がありました。その会の名前は『慎重女子会』。価値観タイプの中で『慎重派』と呼ばれ、何事においても事前にマイナス予測とその対策を考え、石橋を十分に叩いてから渡る、別名『リスク優先思考』タイプの集まりでした。
◆参加前の予測
慎重女子会に参加を希望したものの、その日を迎えるまで私には一抹の不安がありました。それは、コロナの世界的感染拡大と終わりの見えない自粛生活が続く中、慎重派メンバーの頭の中に必要以上のマイナス予測が膨れ上がってしまっているのではないか?という不安でした。皆は今、心身共にどんなにひどく疲弊しストレスを溜めまくっているのだろう?一人暮らし中の仲間は既に一人で鬱々と沈んでしまっているのではないか?という心配が消えませんでした。(この時点で「私自身も十分リスク優先思考だな(^^;)」という自覚も必然的に感じた次第です)
◆慎重女子の対応力
そして当日の夜。基本的に時間管理もキッチリさんが多いため、飲み会というゆるい会でありながら、会社の定例会議のようにほぼ時間通りにZoomで繋がった仲間達に心地良さを感じながら会がスタートしました。
徐々に話が盛り上がる中まず気づいたのは、私の予測に反して、参加している皆が思いの外平然と構えて穏やかな表情を見せていた点です。それについて聞いてみた結果わかったのは
『常に最悪を想定して動いているので、今回のコロナ拡大もある意味想定内だった』
という考えから来る落ち着きだったのです。メンバーによっては更に先を考え
「この状況のまま夏になり、昨年のような豪雨や台風が起こったら、そう簡単に3密の避難所には行けない」
と予測し、今から養生テープ等の防災グッズを買い揃えている、というしっかり者女子もいました。
慎重派タイプは、幼少期も感情のままに泣き叫んだりダダを捏ねる事が少なく、子どもの姿でありながらどこか大人じみた雰囲気があると言われ、自分でもそう感じて育ってきたタイプです。精神年齢が(生まれた時から)大人な面があるので、今回のような予想を超えた事態が起きても、大人的冷静さと高いリスク管理能力で、皆現実を受け入れながら粛々と対応していたのです。私の心配は不要だった事にホッと一安心しました。
余談ですが、「常に最悪を考えている」という点が表れていた話題として、親の死や自分の死について子どもの頃から考えていた人が多い事も発覚しました。「親が亡くなった時を想定し、葬儀に呼んでほしい人を親本人に既にヒアリング済」という人が複数いたのです。その心意が「本人に聞いておかないと、知り合いであっても葬儀に来てほしくない人もきっといると予測しているから」という点も皆が納得。もしこの会話を希望タイプの人が聞いたら、きっと目を丸くしていた事でしょう(笑)。常にどんな状況でも事前に予測し対策しておきたいのが慎重派なのです。
◆緊急事態が行動を起こすきっかけになっていた
一方で、慎重派タイプには「事前準備は滞りなくしているけれど、なかなか大きな行動に踏み出せない」という行動傾向もあります。
「いつか転職したいと考えてはいるけれど、本格的な準備までは進めていなかった」
「もう1つやりたい仕事があり、準備をしつつも最初の一歩を踏み出せずにいた」
「今の仕事を拡げるべく別角度の動きをしなければと思いつつ、苦手意識があり進められずにいた」
等、準備期間は十分に取りながらも「いつ行動に移す?」というところで踏みとどまっていた人が、今回集まった慎重女子にも多くいたのです。
そんな中、更に新たな発見がありました!
それは、彼女達が今回の自粛生活を強いられた時に「今が行動に移す時だよ!」と背中を押されるがごとく、揃って行動の第一歩を踏み出していたのです!(※ もちろん外出はせず自宅で出来る活動での第一歩です) 事前準備や頭の中でのシミュレーションはずっとしてきているため、いざ踏み出してしまえばいつになく動きが速いのにも驚きました。各自の報告を聴きながら「すごい!この短期間にそんなに動いたんだ!」と驚かされる程でした。
◆慎重派タイプは常に慎重ではなかった
今回の慎重派女子のオンライン飲み会は、価値観に共通項を持ったメンバー同士で、自粛生活のストレスや不安を分かち合う会になると思っていましたが、意外にも皆が未来を冷静にみつめ次のステージに向けて動き出していたのには、驚きと共に「慎重派タイプの底力」を見たような嬉しさを感じました。
会の最後は「コロナ収束に至るにはまだまだ時間がかかり長期戦になるだろう」という全員一致の予測から、「また自粛期間内にオンライン飲み会をして近況を報告し合おう!」と決まり、お開きとなりました。
統計心理分析という共通言語があるおかげで、名前しか知らないメンバー同士でもお互いの素質を踏まえた上でコミュニケーションできる安心感にこの上ない心地よさを感じながら、この仲間達とのご縁にあらためて感謝できるひとときでした。

