【平昌五輪7】葛西紀明選手が家族に贈る五輪ジャンプ

いよいよ明日、平昌五輪開会式が行われます!それを待たずして、今日スキージャンプノーマルヒルの予選が始まりました!

やはりスキージャンプ男子で一番の注目は、冬季五輪出場8回目のレジェンド葛西紀明選手でしょう。

このブログ内でも、i-color(統計分析データで見る行動心理タイプ)の説明で何度か登場しています。葛西選手は共感タイプの代表的アスリートのおひとりなのです。

◆家族の愛に支えられた幼少期

本人も話されている通り「子どもの頃は貧しい生活をしていた」という葛西選手。しかし、スキージャンプで五輪を目指すと決めてからは、その夢が家族全員の夢になっていったのです。

「お前は絶対に出来る子だから、頑張って!」

家族はいつもそう言って応援しサポートしてくれたのです。これは、試合で不安と緊張に飲み込まれやすい共感タイプにかける言葉として、最高に力となり励みになる声かけと言えるでしょう。(ちなみに、今でもお姉さんとはLINEで長いメッセージを送り合い、試合前は心強い応援メッセージを受け取っているそうです)

そして、ソチ五輪の時は「難病と闘っている妹にどうしてもメダルを渡したい!」という強い思いで挑み、見事銀メダルを獲得したのは記憶にも新しいところです。

共感タイプのアスリートは、自分のためではなく大切な人への感謝と恩返しの想いで挑み、さらに大切な人と共に戦っているという気持ちが孤独感・不安感を取り除いて実力を発揮させてくれるのです。

◆ヘルメットにRの文字

試合で使用するヘルメットには、奥様(怜奈さん)と娘さん(璃乃ちゃん)のイニシャル『R』が付いています。常に家族を想い、家族と共にジャンプしているのでしょう。

五輪8回目にして、お姉さんと奥様と愛娘が見守る中でのジャンプは初めてのこと。仲間や信頼できる人が常に近くにいる事で安心感を持てる共感タイプですから、今までの五輪以上にモチベーションが高まっている事でしょう。

「家族のために飛んでいる姿を見せたいです」

と笑顔で話す葛西選手。彼がここまで長期間現役を続けて来られたのも、愛する家族の目に自分の雄姿を焼きつけたいという強い思いがあったからでしょう。

平昌五輪での大ジャンプと最高の笑顔を期待しています!!

 

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