思い込みをなくす 【フェアリージャパンのメンタル改善法】

新体操日本代表フェアリージャパン。選手達のメンタルサポーターとしてあるマジシャンに依頼したというニュースを目にしました。
誰もが
「なぜマジシャン??」と不思議に思うところですが、彼を採用したのが山崎浩子強化本部長だと知り、私は妙に納得してしまいました。
(画像元:https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/05/18/)

◆感覚派の山崎浩子監督

新体操と言えば山崎浩子さんの名前を挙げる人は多いでしょう。日本選手権では個人総合5連覇、1984年ロサンゼルス五輪では8位入賞。モデルのような美貌も注目され、新体操を周知のスポーツにした立役者のお一人です。
山崎浩子さんのメンタル分析タイプは、生粋の直感タイプ。注目度の高い大舞台で集中力が発揮されやすい傾向を持っています。彼女の経歴を見れば、それは一目瞭然でしょう。
また、直感力に優れているため、ピンと来ると即行動に移す事も多いタイプです。今回のマジシャン起用も、TVで彼が「思い込み」を使ったマジックを披露している場面を見て「フェアリージャパンの選手達のメンタルサポートにも活用できる!」と直感的に感じ、即問い合わせたといいます。

 

◆心理効果を使ったマジック

山崎浩子さんがTVで見たマジックはこう。
手頃な大きさのダンボールに重いダンベルを数個入れたフリをします。そして1人の女性に
「多分持ち上がらないと思いますが、持ち上げてみてください」
と言って、1人で持ち上げさせるのです。
ダンボールの中身は空っぽな訳ですが、マジシャンの声かけにより、女性は「ダンボールにダンベルが入っている」と思い込んでいます。すると、女性は両手でダンボールを抱えて持ち上げようとしても全く動かせず
「全然上がらない!無理です無理です!」
と言っているのです。

これは一般的なマジックではなく、『思い込み』という行動心理効果を使った実験のひとつと言えるでしょう。これを見て、山崎浩子さんは「これはうちのチームにも活かせる!」とピンと来たのです。

◆言葉の影響力

現在のフェアリージャパンでは、チームメンバーにかける言葉選びの重要性を理解し、練習でも実践しているようです。ミスをしても他のメンバーが「大丈夫!大丈夫!」と声をかけ、難しい技が決まるとすかさず「ナイス!」と言って、演技に対するプラスの発信をしています。また、自分自身に対しても「無理・失敗するかも・できないかも…」というマイナスの思い込みを捨て、「できる!」というポジティブな言葉を投げかけ、自分自身にプラスの思い込みを持たせているようです。

これに i-color 分析を加えて、チームメンバー1人ひとりの価値観タイプをチーム全体で共有し理解し合えれば、精神的により一層強化されたチームが出来上がるのに…と思いながら、このニュースを見ていました。
山崎浩子さんが、i-color分析にもピンと来てご縁が持てる日を願っております♪

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