こんな時だからこそできる事もある!

新型コロナウィルス終息の気配が未だ見えず、小中高校は休校になり学生達は自宅待機を強いられています。
中高によっては、夏休みと同じくらい大量の課題が課されている学校もあるようです。また、新年度に大会を控えた部活チームは、予定していた練習や春合宿が中止になり、選手達は時間も身体も持て余している事でしょう。
このように急な事態が起こった際、この状況をどう捉えるかで、その後に大きな違いが出てきます。こんな時だからこそ、自分の気持ちをプラスの方向に向かせて、一歩成長してみませんか?

◆同じ場所に集まらずにできる事は

まずは、外出せずに自宅でできる事を考えてみましょう。
すぐに思いつくのは『自主トレーニング』(勉強の課題が出ている人は『自習』)でしょう。しかし、仲間がいない自宅で1人きりで毎日トレーニングや勉強を継続して行うのは、よほど自分に厳しいタイプの人しかできないでしょう。大半は途中で飽きが来てサボり始め、そのうちにやらなくなってしまうものです。

 

◆継続して行える方法を考える

そこで、自宅にいても普段と同じくチームメンバーと一緒にトレーニングや勉強をしているように感じられる方法を考えてみてください。
私のサポートしている某高校のサッカーチームでは、選手を5~6人のグループに分け、1日の中でトレーニング時間や勉強時間を決めて、各自同じ時刻に始める事に決定しました。スタート時間にLINEを使ってグループメンバーで出席確認を取り、皆と声をかけ合って練習や勉強をスタートします。
いつもとは違う環境ですが、一人でやるより一体感を持って行える上、サボる心配もなくなります。

 

◆やる気になる工夫をする

また、個々に『自分の気持ちが上がるポイント』を取り入れて行うのがオススメです。

・目の前に自分の好物(食べ物・ゲーム・マンガ等)を置いて「これが終わったら自分にそのご褒美を与える」とルール化して実施する

・大好きな曲を聴きながら、曲のリズムに合わせて行う

・憧れの選手のポスターや練習動画を見ながら行う

・実施ポイント表を作り、仲間とゲーム感覚でポイント数を競い合う

・仲間とずっとLINEを繋いでコミュニケーションを取りながら行う

等、自分が楽しくできる方法を選んで実践すると、自分で自分の背中を後押ししながら継続して実施できるようになるのです。「自分は何をしたらゴキゲンな状態でトレーニングや勉強ができるのか?」をこの機会にみつけておきましょう。

◆仲間同士でマネし合う

他人のマネをする、というと嫌がる人もいますが、チームとして強くなるために仲間の良い点を見習ってマネするのは決して悪い事ではありません。思いがけず時間に余裕のある今、トレーニング後にLINEで繋がった仲間同士で、各自トレーニングで工夫している点や、いつも試合前後にやって上手くいっている事、食事で気をつけている点など、プラスになる事を報告し合ってみてください。自分もできる工夫がみつかったり、「あいつ、そんな事までちゃんと管理しているんだ。俺も頑張らないと!」と気持ちの面でも良い刺激を受けられるかもしれません。

◆ピンチをチャンスに変えられる人になる

 有名アスリートの中には、抜群の感性を生まれ持った人もいれば、毎日誰にも負けない程の努力を続けて一流アスリートに上り詰めた人もいます。前者の天才肌のアスリートの方が有利な気もしますが、彼らがよく口にするのは「努力の天才には敵わない」という言葉です。

「ウサギとカメ」の童話でも、先にゴールに辿り着いたのは、歩みを止めずにコツコツと継続して歩き続けたカメです。
新型コロナウィルスの影響で学校に行けず自宅待機を強いられている今、何となくYoutubeを見ながらダラダラ過ごすのか、この時期をチャンスと捉えて楽しみながら努力して成長するのか、決めるのはあなた自身ですよ(^^)

(著書『子どものやる気を引きだす親うばう親』のイラストより)

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