2022甲子園 東北勢初優勝を果たした仙台育英高校 須江監督の姿勢

2022年夏の甲子園高校野球は、東北勢の高校10度目のチャレンジで、仙台育英高校が東北勢悲願の優勝を果たしました。

◆須江監督の優勝直後のインタビュー

優勝後のインタビューでは、須江監督の思いが伝わるコメントがいくつもありました。

「100年開かなかった扉が開いたので、多くの人の顔が浮かびました」

「東北や宮城県の皆さんからのメッセージに応えられて何よりです」

「青春はすごく密なのに制限をつけられて(そんな中で)全国の高校生の皆が頑張ってくれて、

目標になるチームがあったから暗い中でも走って来られました」

「皆さん、全国の高校生に拍手してもらえたらと思います!」

監督の言葉から感じるのは

★自分達のチームだけが勝てばいいのではない

★関わる全ての人や事柄に思いを寄せて感謝する事で、自分一人では出せない力が発揮できる

ということ。選手達も監督からの金言を聴きながら同じ思いで練習してきたのでしょう。

投手と4番打者を務めて注目を集めた近江高校の山田陽翔選手

「誰かのために野球をすると自分の持っている本来以上の力が出る」

ことを実感し、好きな言葉は ”For you” だと話していました。

◆須江監督のオレンジ色の腕時計

そして今大会で気になっていた事がひとつありました。それは『須江監督の腕時計』です。イマドキ珍しいシンプルなデジタルタイプで、ベルトは仙台育英カラーとは違う鮮やかなオレンジ色。
その理由が某記事を読んでわかりました。この腕時計は、宮城大会の後に購入したばかりのもの。

なぜなら、宮城大会準決勝で対戦予定だった仙台南高校が、コロナ陽性者が出たため試合を辞退して負戦敗していたのです。

「試合ができなかった彼らの思いも一緒に甲子園に連れて行って戦う」

という須江監督の思いから、仙台南高校カラーのオレンジの時計を購入し、全試合帯同させていたのです。

全ての人の気持ちを想像して受け止められる人は、自然にパワーと運を引き寄せる

事を体現した監督だなぁとしみじみ感じました。

あ~全国すべての監督や指導者がこうあってほしい!!と心から思った今年の高校野球でした。

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