小6受験娘の進路決めは筋が通っていた

2月1日からとうとう娘の中学受験ウィークがスタートしました。以前下記ブログで書いた通り、母親である私と小6娘は物事の捉え方や価値観が大きく違います。

(参考)ブログ|小6娘の受験校のポジショニングが面白い

http://makokouno.main.jp/wp/176/

◆価値観の違う母と娘

この受験本番を迎えるまでに会話が噛み合わない事数知れず(>_<;)私なりにi-colorをもとに娘が受け入れやすい言動を取っていましたが、こちらの気持ちを逆なでするような言葉を何度もぶつけられるとさすがに私もガツンと言い返してしまい後悔する事もありました。

そしてやっと受験本番!本人は緊張MAXですが、私は気を遣う日々が今週で終わるかと思うと嬉しくて何だかワクワクしてしまいます。

◆受験当日

緊張しやすい娘は受験当日学校に到着した後もなかなか会場に入ろうとしませんでした。
「もうちょっとここにいる」と言ってしばらく私と立ち話をして気持ちを整えている様子。そこで私は手を繋いで一緒に深呼吸を何度かさせた後

「いつも通りやれば大丈夫(^^)ママもずっと応援しているから安心して行っておいで」

「試験の途中で焦ったらおじいちゃんを思い出しなさい。きっと近くで見守っているから!」

と声をかけました。

◆急な祖父との別れ

実は1月半ば(前哨戦の埼玉受験当日)に娘の祖父が他界したのです。体調を崩し入院していたものの受験結果を伝えられない事になるとは予想していなかったため、娘も私もかなりのショックを受けていました。

そんな事があったため、1人ぼっちが不安で苦手な娘(i-colorオリーブ)に先ほどのような声かけをしてみました。おじいちゃんが試験会場で共にいてくれると思う事で「1人じゃない」と安心できるのでは?と考えたからです。

◆試験直後の様子

そして試験終了後(結果重視で自分志向の私(i-colorオレンジ)は、本当ならすかさず「どうだった?できた?」と聞きたかったのですがその気持ちは抑えて)まずは「お疲れ様!」と笑顔で迎えました。以前模試の後娘から「私の気持ちも考えずに「できた?」とかすぐに聞くのやめて!」と言われていたためです。
同じ娘でも長女の時は全く違いました。長女は私と同じ結果重視タイプで「すぐに自分の成績を確認して落ち着きたい」と考えていたため、試験後はいつも母娘で問題と解答を照らし合わせながら答え合わせを楽しんだものでしたが、次女は私達2人とは考え方が全く違うのです。

そして彼女の気持ちが落ち着いているのを確認してから試験中の気持ちを聞いてみました。すると

「暗記してたはずの言葉が急に思い出せなくなって「どうしよ~!」って焦ったんだけど、残りの時間に考えてたら急にポンって出て来たの!
きっとおじいちゃんが教えてくれたんだね!

と笑顔で話してくれました。試験前の声かけはまちがっていなかったようです (^^)

◆試験結果&進路決め

そして結果は・・・無事2つの中学に合格する事ができました!以前ブログに書いたチャレンジ校も合格できたため、結果を聞いた瞬間娘は半泣きで喜んでいました。

しかし彼女の初心は揺らぐ事なく自分の進路についてこう話してくれました。

「チャレンジ校に合格できたのは超嬉しいけど、やっぱりもう1つの中学に行くね。もう1つの中学なら頑張れば上のクラスにいられると思うから。上のクラスに居続ける事を目標に頑張るよ!」

彼女は仲間の中でリーダー的存在でいたいというプライドを持っているi-colorオリーブ。もしチャレンジ校に入学しても、自分の望む立ち位置にいられず楽しくないと考えたのでしょう。

◆思い出した過去の記憶

この時私はふと自分の従兄の事を思い出しました。彼は中学受験で実力以上の難関校を受けて予想外にも合格でき家族共に大喜びで入学したのですが、入学後の成績はずっと低迷。プライドの高い彼は必死に勉強する道を選ばず勉強を放棄してしまったのです。彼がもし別の中学に入っていればモチベーションを落とす事なく勉強の楽しさを感じながら学べただろうに・・と思っていました。もちろん「皆に負けてたまるか!」と考えられる負けず嫌いなタイプであれば頑張れたのでしょうが、彼はそこで踏ん張り切れなかったようです。

◆まとめ

人がそれぞれ進む道にはテストのような正答はありません。しかし進学先を決める際は

★自分が自分らしく行動できそうか

★モチベーションをキープできそうか

★そこで自分が楽しく過ごしているイメージが出来るか

等が重要な選択ポイントだと感じます。偏差値で比較して高い方の学校が必ずしもその子に合っているとは限らないのです。

更に、親が望む道に子どもを誘導しない事も重要なポイントでしょう。子どもの人生ですから進む道を決めるのは親ではなく子ども自身なのです。

おしゃれにもこだわりの強いi-colorオリーブ娘は、今からお気に入りの制服を着る事も楽しみにしています。個々に持っているこだわりポイントを満たしているのも大切なようです♪

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